分子生物学(遺伝生物学)の基本概念
ベストアンサー
rit********さん
これらは似ていて混同されるものが多いので、以下のように記憶媒体など例えたり相互に関連付けて覚えることをお勧めします。 ゲノムは、特定の生物が持つ、すべての遺伝情報を表す概念です。 核酸は、生物の体を作る遺伝情報が書き込まれた物質です。 DNAは、核酸の一種で、細胞核内に保管されていて、RNA生成の鋳型となる物質です。 RNAは、核酸の一種で、DNAを鋳型として作られ、生物の体を作るたんぱく質の生成、運搬、保管を行う物質です。 転写とは、DNAを鋳型としてRNAを生成することを言います。 染色体は、DNAがたんぱく質と結びついて太短くまとめられたものです。 遺伝子は、遺伝情報の最小単位を表す概念です。 細胞核は、真核生物のほとんどの細胞にあり、遺伝情報の保管と伝達を行う場所です。 例えるなら、DNAは保存用DVD、遺伝子はその中に記録されている音楽や動画、ゲノムはそれらを含んだデータ、RNAは保存用DVDから情報をコピー(転写)したりその情報を元にいろいろな道具を作ったり保管したりする者、あるいはコピーされたもの、染色体はたくさんの保存用DVDとDVDプレイヤーがセットになったもの、細胞核はたくさんの保存用DVDやDVDプレイヤーのセットを集めた資料館のようなものと言えるでしょう。 Web上ではNHK生物基礎の解説が分かりやすいと思います。 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/archive/resume008.html >ゲノムが2対で染色体一本というのもわかりません ゲノムは塩基が決まった組み合わせで向かい合う対構造になっていて、アデニンとグアニンのプリン塩基対、シトシンとチミンのピリミジン塩基対で構成されているので2対構造だと言われます。染色体は太短くまとめられた形状になるので、~本と数えられます。
iha********さん
質問者2017/5/24 22:36
ゲノムは概念なのに構造があるんですか?
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