落花生について知らないことは一杯あって、落花生生産農家に育った人の話では、「収穫すると実を割って、良い実と悪い実を仕分けして、良い実を出荷して、悪い実は煮て食べる」と言っていたんだが、確かに殻付き落花生を割ってみると、一定比率で必ず、シワだらけの痩せた実が混じっている。市販の剥き身落花生にはそういうのは存在しないわけで、その弾かれた「未熟豆」というのが自家用になっていた。そもそも落花生というのは他に何も採れない痩せた土地で作られる作物で、米なんか作ってないので、つい最近までの日本の貧しい農家というのは、そういうものです。具体的には、原発のある浜岡です。 産地では熟期に達して掘り取ったままの豆を茹でて食べたり、調理に使います。 未熟というが、水分が足りなくて萎びているだけで、これを40分くらい煮るとふっくら膨れて美味しく食べられる。水1000mlに塩30gくらい。塩茹でです。圧力釜でもいい。豆なので煮るのに時間がかかります。料理に使ってもいいんだが、そのまま酒のアテにしてもGOOD。未熟豆なんてのは市販されてないので、まぁ、こないだ売ったような一等品でやってもいいんだがw 浜岡の落花生、20kg売り切りました。来週、もう少し入りそうです。お待ち下さい。 |
未熟だからこそ味がある
沖縄の宮古島などでは(本島にもあるかもしれないが)落花生を殻ごと塩茹でして殻を剥いて食べるが、炒った落花生より数倍美味い。ただ、日持ちしないから地元でしか食べられない。
で、塩茹でした落花生の中に、下の「ネットゲリラ」記事内で言う「未熟豆」があるのだが、これが普通の豆よりずっと美味いのである。だから、殻を割った中に未熟豆があるとラッキー、て
なものだ。
何かとお説教的な教訓に結びつけるのは私の悪い癖だが、人間もどこか発達不全なほうが味があるのではないか。漫画家の福満しげゆきや山本さほなどの「私小説漫画」を読むと、そう思う。優秀なサラリーマンや官僚など、漫画の素材にもならないだろう。つまり、「味わい」が無さそうだ。
で、塩茹でした落花生の中に、下の「ネットゲリラ」記事内で言う「未熟豆」があるのだが、これが普通の豆よりずっと美味いのである。だから、殻を割った中に未熟豆があるとラッキー、て
なものだ。
何かとお説教的な教訓に結びつけるのは私の悪い癖だが、人間もどこか発達不全なほうが味があるのではないか。漫画家の福満しげゆきや山本さほなどの「私小説漫画」を読むと、そう思う。優秀なサラリーマンや官僚など、漫画の素材にもならないだろう。つまり、「味わい」が無さそうだ。
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