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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

顔は人格を語る

長い記事なので前半のみ転載。犯人の顔写真の変遷が興味深い。特に大学在学中からは明らかに「犯罪者の顔」である。慶応や早稲田のレイプサークルにいるような顔だ。
人相判断の参考として「生活の技術」カテゴリーに入れておく。






2018年3月、東京・目黒区で5歳の船戸結愛ちゃんが死亡した虐待死事件。

搬送される結愛ちゃんを目撃した人は、「女の子がいた事自体知らなくて。運ばれた女の子を見たときに、顔色が完全に土色みたいになっていて…。あからさまに細すぎだろって、足とかちょっと細すぎっていうのが…」と、ひと目で感じた異常さを語っていた。

事件後、国会に児童虐待防止法の改正案が提出され、今年6月に参院本会議で全会一致で可決し、成立。親の体罰が禁止されるなど、この国のシステムを変える“きっかけ”となった衝撃的な事件だ。

© FNN.jpプライムオンライン

事件のことを報道で知った時、誰もが考えたに違いない。

「結愛ちゃんを救うチャンスがあったのではないか?」

「なぜ社会はあれほどの虐待に気づかなかったのか?」

その答えを出すために、加害者である父・船戸雄大被告(逮捕時33歳)の半生をたどった。

誰もが目もそむけたくなる程の虐待を行い、世間には「鬼畜」「悪魔」と呼ばれた船戸雄大という男は、一体どんな人物だったのか?

“社交性”が高く、皆の中心だった雄大

© FNN.jpプライムオンライン

「不思議な感覚でしたね。違う人を見てるような感覚です」

事件後、小学校の同級生はこう語った。

北海道札幌で育った雄大は、バスケに熱中する誰もが羨むヒーローだったという。

「プロになれるんじゃないかという感覚は小学生ながらでもありました。多分次元が違ったと思います。皆彼から教えてもらうとか、そういうレベルです。そこら辺の先生より、体育の先生より上手みたいな」

万能感に満ちた少年時代のみなぎる自信は、「日本人初のNBA選手になる」と卒業文集にも刻まれていた。

また、その同級生は「もう話題の中心というか、遊ぶ時の中心っていうか。明るくて楽しい友達っていう感じですかね」と、雄大には人を惹き付ける力があったと当時を振り返った。

© FNN.jpプライムオンライン

2003年4月、大学進学のため東京に出てきた雄大。

当時の親友は事件後、「あいつだったらそんな事せんやろうと思うところもあるので」と目頭を押さえた。

「バスケもうまかったです。試合とかでも結構怒られてましたけどね、『お前それちゃんとしろよ』みたいな。何かと色々やってくれましたね。体育館取ってくれたりとか、チームに連絡したりとか」

大学でもバスケサークルのリーダーで、世話焼きなまとめ役だったという。

雄大は卒業後も東京に残り、2007年4月、通信関係の大企業に勤めるようになる。

仕事もでき上司の評価の高い。世話好きな性格はここでも顔を出し、同期会ではいつも幹事を引き受けた。友人も、親しければ皆自宅に呼ぶ、雄大の“社交性”の高さ。

雄大の身近にいた人たちが、口をそろえて語るのは、いつも仲間の輪の中心にいる、私達からすると意外な素顔だった。

点々と生活の場を変えていく雄大

© FNN.jpプライムオンライン

そんな雄大は、1〜2週間に一度は通っていた行きつけの飲み屋で「仕事を辞めたい」と言い出すようになっていた。相談をしていたのは、雄大被告が兄のように慕っていた男性だ。

「『今の仕事が飽きちゃった』っていうのは聞いて。『辞めたい辞めたい』と言っていて、『もう通信関係の仕事はやりたくない、他の仕事がしたい』って。具体的に何かということは聞いてないけど」

飽きっぽい性格だったのだろうか。

雄大は勤め先に地元への異動を希望し、2014年5月には願いは受け入れられ、札幌に戻ることになった。

ところがーー

「最初は自分の会社に普通に勤めていたけど、すぐに辞めましてね。それで夜のすすきので、紹介じゃないと行けないような高級クラブのボーイをやるって言って。なんでいきなりそんなところで働くんやと思って。先は全く見えないんだろうなと思いましたけどね…」

当時そう思っていたという親友は、「アンダーグラウンドな感じの人たちに憧れていたというのはあるかもしれないですね」と、理解も示した。

自尊心が強い雄大は、ありきたりな人生を嫌ったのではないか、と。


しかしクラブでのボーイ生活もすぐに終わることとなった。

北海道行きからわずか1年後の2015年には香川県へ。

親友は「香川に行ったのは、友達が『ちょっとお店が困ってる』って言うんで、雄大は手の届かない範囲でも人を助けようとする心があるから、困ってる人を助けたいということで、香川まで行った」と、雄大なりの大義名分があったと言う。

キャバクラの人手が足りない。

そう請われ、高松の繁華街でボーイとして働き始めた雄大。

ここで3人は出会ってしまった。

出会ってしまった3人

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大学時代から11年を過ごした東京を離れ、故郷・札幌での転職、縁もゆかりもない香川にきた雄大。

香川に来てからも東京で兄のように慕う男性には連絡を取り続けていた。

「しばらくして香川から連絡があったんですよ。結構2カ月に1回くらい頻繁に連絡が来てたんですよ。電話とかLINEでも」

2016年には、その男性にこんなLINEを送っていた。

© FNN.jpプライムオンライン © FNN.jpプライムオンライン

「香川で今付き合っとる仔と籍を入れることが決まりました…(笑)」

「田舎で子供と3人暮らしです(笑)」

「とりあえず今は派遣なんで近場で就活しよります★ まぁ金はないですけど幸せは幸せです(* ̄▽ ̄*)」

「ついでにお腹に子供も出来まして…9月末には2児のパパになります」

「まぁとりあえず家族持ってしまったんで、大人しく働きます(ノД`)…」

(原文ママ)

勤務するキャバクラで働いていた、シングルマザーの船戸優里(事件当時25歳)被告と、3歳の娘・結愛ちゃんと出会い、LINEからは幸せそうな雰囲気が溢れている。

優里との関係が店にばれ、キャバクラを追われた後、3人の暮らしが始まっていた。

親友も、「雄大がバスケするって言って、こっちにいるバスケの連中と練習したこともあります。その時に2人(優里被告と結愛ちゃん)も付いてきて。試合の横を結愛ちゃんが走ったりして、ボールとか触って遊んでいましたね。奥さんはずっと体育館に座ってるみたいな、大人しい感じかな。でも雄大は優里さんのことを好きでしたよ絶対。あいつは好きになったら結構一途なんで」と、その頃の幸せな3人の姿を目の当たりにしていた。

© FNN.jpプライムオンライン


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