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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

日本のラーメンの麺の不味さ

高塔氏のブログ記事の一節だが、激しく同意、である。
私はラーメンは嫌いではないが、日本のラーメンの麺をあまり美味いと思ったことがない。麺自体に味が無いので、スープを絡まさないと食えたものではない。つまり、汁のお供でしかない。
そういう意味ではラーメンの主役はスープであり、麺は具のひとつでしかない、と言えるだろう。
そうでありながら、ラーメンのスープは塩分が多いから、全部飲まずに残せ、という馬鹿がいるが、それくらいなら最初からラーメンなど食うな、と言いたい。王貞治の実家はラーメン屋(中華料理屋と言うべきか)だったのだが、王は「ラーメンの命はスープだから、スープは全部飲んで欲しい」と語っている。
実際のところ、日本のラーメンは中華料理屋のラーメンと比べて美味いというのはマスコミなどが作り出した伝説にすぎないのであって、私が食べた一番美味いラーメンは中華料理屋のラーメンで、その麺の美味さは日本のラーメンではその後一度も出逢ったことがない。


(以下引用)




 彼に言わせると、ラーメンは麺料理というよりもスープ料理であり、具に麺が使われているというイメージらしい。
 当時はともかく、近年のラーメンの主流の移り変わりを追うと、彼の捉え方は鋭いものがあったと私は思う。
 あっさり味には細麺などの違いはあれど、基本的にはスープの味わいというか、独自性に努力を注ぎ、麺は調和のみを考えて選ばれる……そんなイメージがある。
 ラーメンファンの方には怒られるかもしれないが、ラーメンは麺抜きでも料理として成立しているような気がするのだ。
 実際、スープを飲むと美味しいと思うし、丼いっぱい飲み干したら、それはそれで満足できそうな。

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