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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

八つ当たり犯罪

よく言われることだが、こういう「誰でもいいから殺したかった(傷つけたかった)」事件の犯人は老人か子供か女性しか狙わないのが不思議である。武器を持っているのだから、屈強そうな男を狙えばいいのに、と思うのだが、弱者らしき相手しか狙わない。
下の事件の場合は最悪で、「昔のいじめの復讐に、まったく無関係な小学生を襲う」というもので、なぜそのいじめ首謀者や当時の担任やいじめっ子の家族を狙わないのか。
こういう事件を起こすから、「いじめられる方にも問題があるんじゃないの」という意見も出てくるのではないか。まあ、容疑者が本当に「昔のいじめの復讐だった」と自白したのかどうか知らないが。
怒るなら、大きな悪に対して怒るがよい。復讐なら、復讐すべき相手に復讐しろ。



 静岡県藤枝市で下校中だった市立高洲南小学校4年の男子児童(9)が頭部を切られるなどして重傷を負った事件で、同校敷地内に侵入したとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕された自称同市在住の少年(18)が身柄を確保された直後、「小学生の時にいじめられていたので復讐(ふくしゅう)したかった」と話していたことが捜査関係者への取材で明らかになった。

男子児童が倒れていた現場付近=静岡県藤枝市で、2018年6月19日午後7時25分、松岡大地撮影 © 毎日新聞 男子児童が倒れていた現場付近=静岡県藤枝市で、2018年6月19日午後7時25分、松岡大地撮影

 少年は当時、刃物や金づちを持っていたとみられ、県警は少年が無差別的に児童らを狙った可能性があるとみて、動機などを慎重に調べている。襲われた児童は頭の骨も折れていたという。

 県警や市によると、男児は19日午後3時50分ごろ、同校から数百メートル離れた路上で襲われた。別の児童が学校に「不審者が出た」と駆け込み、教員らが校外へ出たところ、少年が歩いてきた。少年はその場を去ろうとしたが、教員に立ちふさがられるなどしたため同校敷地内に侵入。教員らに取り押さえられたという。

 男児は頭に約20センチにわたり切られたような傷があり、重傷だが命に別条はないという。男児は友人と下校中で、後方には児童約20人のグループもいた。県警は校内への侵入容疑とともに、男児への殺人未遂容疑でも調べる。【古川幸奈、垂水友里香、高場悠】

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