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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

ふたつの搾取



すなわち、 現在の自由主義国家に対抗して社会主義者たちが理念的な仕方で、富める者が貧 しき者(労働者)の犠牲のうえに暮らしているという不平不満を投げつけるとすれば、 [一面的]社会主義者によって企図された国家にたいしては、怠惰な者が勤勉な者の 犠牲のうえに暮らしているという不平不満を宛がうことができるだろう。


    (H・L・マーテンセン「倫理的社会主義」より)
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