皆さま、こんにちは!
2日間降り続いた大雨が嘘の様な快晴です。
本日は、丁寧&親切な指導でご好評を頂いております、渡辺 聡先生の「センスを磨く12の描き方」をレポート致します。
講師の渡辺 聡先生です。宜しくお願い致します。
本日の受講者は、7名さま。
(講師 「都会の夜景」作品)
(参考資料)
白黒コピーの資料を使い、トレースしていきます。
「細かくトレースする必要は、ありませんよ。」と渡辺先生。
この段階では、文字や看板などは、無視して進めていきます。
「私、建物が苦手やから、デッサンするねん。」とデッサン力をつける為、フリーハンドで描かれる方も。
(講師 参考作品 )
必要な物だけ描かれた先生のトレースです。
皆さんのトレースが出来上がりました!
「サイジング技法」として、紙をたっぷり水で濡らします。
机が水でベタベタになる位で良いそうです。
渡辺先生のデモンストレーションが始まりました。
始めに、建物、空、道路の部分を水彩絵具を使い、濃淡のブルーで表現します。
「にじみを作っていきましょう!」と渡辺先生。
(デモンストレーション 講師作品)
この段階まで、進めます。
道路&空の部分を薄いブルーで描いていきます。
「グラデーションを入れても良いですね。」
透明水彩の「にじみ」の部分を最終的に「どこまで残すか?」が問題です。
建物部分は、中心より左側を暗く、濃いめのブルーをのせ、この段階で、立体感が出てきました。
建物と建物の関係性を考えながら描いていきます。
今回、2回目のデモンストレーションが行われました。
皆さん、先生の筆さばきを見ながら、説明を聞きながら、熱心にメモを取っておられます。
渡辺先生の講座では、先生との距離が近く、積極的に質問をされたり、皆さん仲良く和気あいあいです。
(講師 デモンストレーション 作品)
紙が乾いたら、その都度、水で画面を濡らします。
窓の光、車など、明るい部分を黄色で描いていきます。
光が感じられ、にじみがキレイですね。
「手早く描く!筆3本持ち、早描きの技」を実践されておられます。
紙の表面が乾いてきたら、常に画面を大きめの平筆で濡らし、「にじみ」を作り、影を描き・・・と大忙しです。
明るいネオンや建物の光の部分を黄色、オレンジ、赤、紫など鮮やかな色で描いていきます。
「めっちゃ、脳みそ使うわ。」と受講生。
「あまり混ぜすぎないで、丁度良いところで止める事が肝心ですよ。」と渡辺先生。
ウエスで色調や濃度を整えます。
ひとサイズ細い筆を使い青で、「はっきりした影」を強く描きます。
建物の下の暗い部分の細いラインを暗い青で描きます。
「暗い青を作るには、青に暗めの赤を混ぜると良いでしょう。」と渡辺先生。
水彩を使用した部分の「にじみ」がキレイですね。
アクリルでは、表現出来ない水彩ならではの表現です。
今回のテーマ「ハイライトを活かす効果」として、
①弱い効果の白 ②強い効果が出る白 2種類を使い分けます。
白が、かすれる感じに入れていきます。
いよいよ完成!です。点描写で「白」のハイライトを入れることで、明るい画面が出来上がりました。
力作揃いの作品が出来上がりました。
皆さまの作品をご覧ください。
「にじみ」が効果的な作品ですね。
夜景の光が感じられます。
「具が多すぎて、山盛り!大変やったわ~。」と受講生。
2種類の特性の違う絵具を画面上で使い分け、内側に内側に層が出来、徐々に夜景らしくみえてくる作業。
「印象的な看板や文字をつい、描きたくなってしまいますが、絵の中の模様として捉える必要がありますね。」と渡辺先生。
作品のバランスを取るには、「描き過ぎてはいけない!」
本当に、本日の講座は、「盛り沢山!」
皆さま、お疲れさまでした。