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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

死と社会性

どの年代でも「男性・同居人なし」が圧倒的に多い。男は観念性が強いから、現実世界につなぐ存在の魅力が無くなると、容易に死をえらぶのだろう。現実世界につなぐ存在と言えば、身近な人間、配偶者や恋人や家族である。あるいは、オタクなら、好きな趣味。女性の場合でも「同居人なし」の自殺者数が多い。男の自殺者のピークは50歳から70歳くらいで、これはそのころから特に社会とのつながりが薄くなるためかと思う。昔からの友人も少なくなり、会社や職場との縁も切れ、流行の物には(理解もできないし、趣味にも合わないから)我慢がならず、家庭持ちなら、家庭内では余計物扱い、という感じかと思う。
まあ、要するに、現世との縁が薄くなってくるから死ぬのが容易になるわけだろう。



参考:性年代別自殺者数。
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