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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

差別を軽蔑する人間の差別意識

まあ、それぞれの言葉の定義が違うのだろう。井上氏の「凡人」と苺野氏の「馬鹿」は(自分と同じ側ではないものを指すという点では)同じなのではないか。お互い、どういうことを「凡庸」と言い、「馬鹿」と言っているのか、分かったものではない。
私は井上氏の「エリート意識」が非常に鼻につく。「リベラルアーツ」というのが何を意味するか分からないが、井上氏の文脈だと「アーツ」は「アート(芸術)」と区別されるもので、おそらく「(複数の)技術」を意味するのだろう。だが、一般に知られた言葉ではないし、大学の教養部で使われていた(いる?)と記憶するが、エリート意識の漂う言葉だ。そこから、彼女の「凡人」や「凡庸さ」への軽蔑が生じているなら、私は苺野氏に与するが、苺野氏も「馬鹿」を差別して、自分を「賢者」の側に置いているのが不愉快である。人間の賢愚など、状況や位相(その人の立場や、それを観る者の視点)次第である。


さんがリツイート

違うね
差別は馬鹿がするもの
賢人は区別はしても一方を虐げることはしない








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