薄力粉と強力粉
物理学に「強い力」「弱い力」という、まったく学問らしくない言葉があるが、私は未だにそれがどういう力のことなのか知らない。普通「強い」「弱い」は同一の力の「程度」でしかないが、それを「別種の力」の名称にする、そのセンスがひどい。物理用語として最低だと思う。専門家の言語センスのひどさは、たとえば英文法の用語などでもよく見る。
それと似てさきほど調べるまで意味が分からなかったのが「薄力粉」「強力粉」で、読み方も怪しいし、「力」って、なんの力だよ、料理と関係あるのか、それとも英語か何かの訳語か、と疑問が多いのであるが、世間一般の人はまったくそういう疑問を持たずにその言葉を使っているようだ。「粉」にどういう「力」があるというのか。
(以下引用)
それと似てさきほど調べるまで意味が分からなかったのが「薄力粉」「強力粉」で、読み方も怪しいし、「力」って、なんの力だよ、料理と関係あるのか、それとも英語か何かの訳語か、と疑問が多いのであるが、世間一般の人はまったくそういう疑問を持たずにその言葉を使っているようだ。「粉」にどういう「力」があるというのか。
(以下引用)
では強力粉の正しい読み方は、「きょうりきこ」「きょうりょくこ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、強力粉の正しい読み方は「きょうりきこ」になります。
強力粉の”力”は「ちから」「りき」「りょく」、”粉”は「こな」「こ」「ふん」と読むことができますが、強力粉は「きょうりきこ」と読むのが正しく、「きょうりょくこ」と読むのは間違いです。
また強力粉(きょうりきこ)のように「力(りき)」が用いられている言葉には、
「怪力(かいりき)・願力(がんりき)・眼力(がんりき)・万力(まんりき)」などがあります。
次の章で強力粉の意味と類義語について解説していきます。
2.強力粉の意味と類義語について
では強力粉の意味と類義語について見ていきましょう。
まず強力粉は「タンパク質の含有量が多い粘り気の強い小麦粉のこと」の意味として用いられています。
強力粉は粘り気が多く、パンやピザなどに適しています。
小麦粉の種類には強力粉の他にも、薄力粉(はくりきこ)・中力粉(ちゅうりきこ)があり、薄力粉⇒中力粉⇒強力粉の順番にタンパク質含有量が多くなっていきます。
強力粉はパン・ピザなどに適していますが、薄力粉はお菓子・天ぷらなどに、中力粉はうどんなどの麺類によく使用されています。
また強力粉の類義語としては、「小麦粉(こむぎこ)・薄力粉(はくりきこ)・米粉(こめこ)・中力粉(ちゅうりきこ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても強力粉と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「強力粉の読み方と意味、”きょうりきこ”と”きょうりょくこ”正しいのは?」でした。
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