どこかの馬鹿が、ロリコン犯罪を犯す人間は幼女アニメ(プリキュアなど)を見ていることが「必要条件」ではないか、とツィートしていて、私は「アホか」、と思ったが、そもそも「必要条件・十分条件」の区別が私はできていないので、確認した。
なぜ、これが覚えにくいかというと「条件」という言葉の使い方が「日本語的でない」からである。
「AならばBである時、BはAの必要条件である」というのが必要条件の定義のようだが、これは明らかに「条件」の用法として日本語ではない。普通の日本語なら、この場合、Bは「結果」であって、「条件」ではないからだ。このために、毎年何万人もの学生が頭を混乱させるのである。
(以下引用)
必要条件と十分条件の意味・3つの覚え方・例題

必要条件・十分条件・必要十分条件 について,基礎からわかりやすく解説します。
必要条件,十分条件とは
「P ならば Q が成立する」が真であるとき,
- Q はPの 必要条件 である,と言います。
- P はQの 十分条件 である,と言います。
例1
東京に住んでいるならば確実に日本に住んでいると言えます。つまり,
- 「日本に住んでいる」は「東京に住んでいる」の 必要条件 です。
- 「東京に住んでいる」は「日本に住んでいる」の 十分条件 です。
例2
「x=2」ならば 「x は偶数」です。つまり,
- 「x は偶数」は「x=2」の 必要条件 です。
- 「x=2」は「x は偶数」の 十分条件 です。
必要条件・十分条件は,数学のどの分野でも登場する,非常に重要な考え方です。
※様々な論証の方法については 集合,命題,論証 にまとめてあります。