パジャマとネル
私は、突然何かが気になることがよくあるが、さきほど、衣紋掛け(死語)に掛けてあるパジャマを見て、それはネル地だろうかな、と考え、そもそもネルとはどういう生地だ、ということが気になって調べてみると、「フランネル」の略語だという。そこで「フランネル」を調べると、毛織物らしい。まあ、詳しい説明は省略する。で、その説明の中で、その略語が「ネル」だけでなく「フラノ」もそうだと書いてあって、これには驚いた。
私は長い間、洋物の小説の中に出て来る「フラノ」というのがどういうものなのか、気になっていたのである。「グレイフラノのスーツを着た男」などと言っても、どういうものかイメージできない。特にハードボイルド小説にはフラノのスーツというのがよく出て来る気がする。で、それが「ネル」「フランネル」と同じだと知って驚いたわけだ。私同様に、「フラノ」が「フランネル」と同一だということを知らなかった人は多いのではないか。これが「ネルのスーツを着た男」だと、何だか恰好悪い。パジャマなのかよ、と思うわけである。ついでながら、ネルとパジャマが連想されるのは「寝る」という洒落でもある。
私は長い間、洋物の小説の中に出て来る「フラノ」というのがどういうものなのか、気になっていたのである。「グレイフラノのスーツを着た男」などと言っても、どういうものかイメージできない。特にハードボイルド小説にはフラノのスーツというのがよく出て来る気がする。で、それが「ネル」「フランネル」と同じだと知って驚いたわけだ。私同様に、「フラノ」が「フランネル」と同一だということを知らなかった人は多いのではないか。これが「ネルのスーツを着た男」だと、何だか恰好悪い。パジャマなのかよ、と思うわけである。ついでながら、ネルとパジャマが連想されるのは「寝る」という洒落でもある。
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