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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

風邪の予防法としての「お茶」

「とろみ」が有効なら、なぜ唾液の誤嚥があるのだよ、とツッコミたいが、緑茶などで常に喉を潤すというのは悪くないように思う。喉(食道と気道)も外気に触れているのだから空気で乾燥する可能性はあるわけだろう。外気の中のウィルスが口中の唾液に触れないまま胃に入っても胃酸でウィルスが死ぬから、問題はその手前の食道や気道であるわけだ。まあ、気道を飲料で潤すと、それはそのまま誤嚥だから、食道を飲料で潤すのが風邪対策になるということか。
つまり、老人などの場合は、常に手元にお茶などを置いて、少しづつ飲む(と言うより喉を潤す)習慣をつけるといいということだろう。もちろん、コーヒーなどでもいいだろうが、砂糖の入った飲料をガブ飲みすると身体に悪いからお茶が無難か。砂糖なしのコーヒーなら煎じ薬を飲むようなものだwww (砂糖とクリーム抜きのコーヒーも嫌いではないが、習慣になると胃に悪そうである。)
ただし、下の記事のタイトルは大げさであり、診察の合間に緑茶を飲むと言っている医者は一人しか紹介されておらず、内科医の多くに話を聞いたりアンケートを取ったりしているわけではない。白い烏を一羽見つけたからと言って、烏がすべて白いわけではないようなものだ。



NEWSポストセブン

風邪の患者を毎日大勢診ている内科医がうつされぬ理由

毎日様々な患者に会う医師が健康なのは喉の潤いのおかげ© SHOGAKUKAN Inc. 提供 毎日様々な患者に会う医師が健康なのは喉の潤いのおかげ

 例年12月頃から流行するインフルエンザが、今年はかなり早くから流行の兆し。感染すると重症化しやすい高齢者のかぜ・インフルエンザ対策も急ぎたいところだ。

 マスク・手洗い・うがい、保温・加湿もいわずと知れた王道だが、さらに高齢者におすすめの対策は“とろみ”だ。のどをゆっくり通過するので保湿・保温効果が持続し、誤嚥対策としても知られる。

 いろいろなとろみをつける食材を生かしておいしく対策をしたい。医学博士で管理栄養士の本多京子さんに聞いた。

◆保温保湿で誤嚥も安心。薄味でおいしい“とろみ”

「毎日何人ものかぜの患者さんを診る内科医が、なぜうつらないのか。知り合いの医師に聞いたところ、1人診察するごとに緑茶をゴクリと飲んでのどを潤しているそうです。つまり、万一ウイルスが入ってきても、お茶で流して胃に送り込んでしまえば感染はしにくくなります」と本多さん(以下同)。

 かぜやインフルエンザなどのウイルスから最前線で体を守っているのはのどの粘膜だ。粘膜が充分に潤っていると、ウイルスなどの異物は胃に流されてしまうが、体内の水分が不足してのども乾燥気味になると、ウイルスは粘膜から侵入し、感染するのだ。

「高齢者はもともと体に保持している水分が少ないので、乾燥する冬場は特に水分摂取が重要。それも診療中の医師のように、少しずつこまめに飲んで、潤いを維持することが大切なのです。

 しかし、年を重ねると嚥下機能(飲み込み)が衰えます。通常は口の中のものを飲み込むと同時に肺へ続く気管の入口の蓋が閉まり、食道から胃へ運ばれますが、機能が衰えると蓋の閉まるタイミングが遅れて気管に入り、むせます。これが誤嚥です」

 高齢になると自分の唾液を誤嚥して、唾液内の菌で誤嚥性肺炎を起こすこともある。

「誤嚥を防ぐためにはサラっとした液体より、のどをゆっくりと落ちていく“とろみ”のあるものがよいのです」

 介護用として専用のとろみ剤も市販されているが、あんかけなどを作る水溶き片栗粉などでももちろんOK。

「のどをゆっくり移動するとろみは、粘膜の潤いを長く維持することができ、温かなものなら保温効果も持続します。

 また、調理面でもとろみは口の中に絡んで残りやすいので、味を強く濃く感じます。塩分なども控えられます」

 最近、高齢者の誤嚥問題は大きな関心事になっており、昨年にはコーヒーやココアなどのカップ式自動販売機に、とろみを追加できる機能つきが登場。病院や高齢者施設をはじめ、現在までに市役所、百貨店、公共施設、高速道路(東北自動車道 蓮田SA上り)など100か所以上に設置されている。高齢者が外出先でも安心して飲み物を楽しめるようにとの配慮だ。

※女性セブン2019年11月28日号









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