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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

降圧剤のメリットとデメリット

小田嶋隆の記事の一部だが、彼は脳梗塞を二度発症しているはずである。二度目は最近で、すっかり瘦せ衰えている。まあ、やせて老けたこと自体は入院生活の結果だろうとも思うが、問題は、ここに書かれている内容だ。つまり、彼は体の様々な不調が薬の副作用だと知っていながら、薬物治療を続けているということである。それは、その副作用より、脳梗塞の再発生が恐いという判断だろう。多くの脳梗塞経験者も同じ判断をするわけだ。
だが、一度目の発症以来、薬物治療を続けていたとすれば、その治療に効果が無かったから二度目の発症があったのではないか。とすると、なぜ三度目は防げるという信頼が持てるのか。
あるいは、二度目の発症自体に、その薬物が関係していたのではないかとすら私には思えるわけである。
確かに降圧剤は血圧を下げる。しかし、その高血圧そのものが、身体が正常な働きをするための自律的な現象だった可能性もあるのではないだろうか。
仮に、降圧剤を飲んでも飲まなくても脳梗塞は発症するとすれば、薬の副作用がある分だけ、飲まないほうがいいという結論になるのではないか。
いや、降圧剤を飲むなと言っているのではない。私自身、飲まないと血圧が200を超えるので飲んでいる。しかし、降圧剤の副作用は、製薬会社が言うよりはるかに出現可能性は高いだろうと私は思っている。そもそも治験など、全年齢をカバーした長期間のものであるはずはないし、自分の身体の不調が飲んでいる薬の副作用だと気付かない人は膨大にいると思う。

(以下引用)

定期的に投与しているクスリの副作用で、体調は一定の周期ごとに変化している。
 それらの体調の変化が、病気の症状そのものではなくて、薬剤の副反応であることは、おおむね理解している。であるから、対処のしようについても、だいたいのところはわかっている。
 であるから、身体的な負担はともかく、不安は持っていない。
「この時期になればこういう反応があらわれて、それらの症状は、これこれの期間のうちには減衰する。うまく消えてくれないようなら、これこれのクスリをこういう用法用量で飲めば良い」
 てなことで、やりくりしているのがこの3年ほどの状況だ。
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