群馬県中之条町で2000年~現在まで継続的に行われている、歩行と健康の研究

 友人が中之条に居住していて、何度も行っている。中之条は、浅間山や草津、尾瀬にも近い、自然環境に恵まれた、素晴らしい土地で、この地に住む5000名の歩行と健康に関連する調査研究が公開されていて、今では割合有名になっている。

 ただし、フクイチ事故後、2012年に、私が中之条町で行った線量調査では、草津に向かう暮坂峠で、1m空間測定=毎時1マイクロシーベルト以上を確認していて、土壌のセシウム汚染も、キログラムあたり1000~5000ベクレルある。
 フクイチ放射能雲が、海抜1000m前後の高度で、この地を移動したように思った。

 現在は、地表面から20センチ程度沈降しているが、ちょうど、この深さに根を張っている作物や芋類は、セシウム移行が予想され、チェルノブイリ法における平米18万ベクレル以下の注意地域(移住までいかない)にあたる。

  http://kenju-jp.com/nsystem/

 中之条研究とは
 群馬県中之条町の65歳以上の全住民である5000人を対象に、日常の身体活動と病気予防の関係についての調査研究が、2000年以降継続的に実施されています(現在も継続中)。
 日常の運動頻度や時間、生活の自立度、睡眠時間、食生活などに関する膨大なアンケート調査を行い、この内2000人に対しては、詳細な血液検査や遺伝子解析を行いました。

 さらに、その内の500人に対しては、身体活動計(歩数と速歩き時間を計測)を携帯してもらい、一日24時間、一年365日の身体活動状況をモニターしています。

 15年以上続けて行われた中之条研究で得られた成果とは?
 従来、健康づくりにおいては、運動が効果的であることは周知の事実でしたが、「どのような運動を、どの程度行えば良いのか」については、あまり言及されませんでした。

 中之条研究の最大成果は、15年以上にわたる膨大なデータから、このことを明らかにしたことです。さらに、健康維持・増進、健康寿命の延伸に向けて、日本の医療費の3分の2以上を占める11の病気・病態ごとに、それぞれの予防基準を示しました。


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 この研究によって、現在では、単に歩く(歩数)だけでは十分ではなく、歩く質(強度)も重要であることが分かっています。健康維持・増進、健康寿命の延伸には、1年の1日平均歩数が8,000歩以上で、その内、その人にとっての中強度活動(速歩きなど)時間が20分以上含まれていることが期待されます。

 また、我が国の医療費の3分の2を占めると言われる11の病気・病態の予防基準についても、日常の身体活動の量(歩数)と質(中強度活動時間)で説明できるようになりました。

 群馬県中之条町における医療費抑制効果
 中之条町(中之条町役場保健環境課)では、「身体活動計を用いた新しい健康づくり」の中で、身体活動計の装着が健康意識の向上を促進し、身体活動を含む生活習慣の改善に繋がった結果、医療費抑制の効果があったと発表しています。
 中之条研究の成果に基づいた医療費抑制シミュレーションを活用することにより、実態把握から効果的かつ効率的な健康づくり対策を検討することが可能です。

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 引用以上

 「1日8000歩/そのうち20分の速歩き」で、病気知らずの人生を――住民5000人、20年の追跡調査が証明する健康長寿の黄金律
 https://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/mugendai-10191-interview-walking/

 【健康】中之条研究をご存知ですか【ウォーキング】
  https://www.youtube.com/watch?v=VoJ09PW22Zw&t=7s&ab_channel=%E5%8C%BB%E5%AD%A6%26%E7%B5%B1%E8%A8%88library

【中之条研究の背景】④効果的な速歩きの方法
 https://www.youtube.com/watch?v=Sig_Dy3vGf8&ab_channel=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%98%8E%E6%B2%BB
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 私自身、若い頃から山歩きを繰り返してきたので、歩くことは大好きだ。
 しかし、その私が2012年以降、間質性肺炎を患うようになり、2014年には本格的な発作(急性増悪)を起こし、最悪のときは、階段さえ、まともに上れなくなった。
 何をするにも息が切れるので、片付けもできず、家はゴミ屋敷となり、死を覚悟するほどだった。
 おかげで、近所に住む泥棒にも、ひどくなめられて、やりたい放題の被害に遭っている。

 しかし、若い頃の山歩き習慣のおかげで、地獄のような呼吸トレーニングを続け、9年目に入っても死なずにすんでいる。
 私は、2年間血尿が止まらなかったり、酒の飲み過ぎで顔が赤らみ、蜘蛛巣状浮腫ができるなど、死なないのが不思議なほどだったが、必死になって歩いているうちに、とりあえず、生きている。

 医者を信用しないことが生きるための最善手 2022年04月18日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5916407.html

 歩けば病気が治る、認知症も防げる 2022年09月16日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5967498.html

 今は、昨年末に帯状疱疹を発症し、現在もなお、後遺症の火傷のような痛みに耐えているが、それでも苦痛をこらえて毎日歩いている。
 その歩き方だが、少なからず、多からず適性な歩き方を中之条研究が教えてくれている。

 結論を先に書くと、一日の適性歩行数は8000歩である。1万歩では多すぎる。それ以上は、かえって免疫の低下や、関節疲労を招いて良い結果を生まない。
 ただし、8000歩のうち、20分(3000歩前後)は、早足か坂道上がりで、やや息が弾む程度にする。おおむね、1~2時間程度の歩行ということになるが、これは一日の総歩行距離であり、何回かに分けたり、スーパーの買物歩きを含めてもよい。

 大切なことは、日光を浴びること、可能なら森林浴にすること。決して無理をしないこと。免疫向上食品である乾燥キノコや茶などを摂取することだ。
 私も、間質性肺炎=肺線維症の症状である、バリバリという呼吸音が出ていたときは、階段や坂もまともに上がれず、これが血の池地獄に堕とされた悪人への拷問かと思っていたほどだったが、約3年程度苦しい呼吸トレーニングを続けているうちに、だんだん、まともに呼吸できるようになった。
 しかし、全盛期、富士山を2時間で登れたくらいの心肺能力は戻っていない。

 私からは、60歳を過ぎたなら、毎日1時間半を目処に歩く。うち20分くらいは、息がはずむ程度の、やや強い負荷をかける運動を続ければ、アルツハイマーの進行を遅らせることもできると書いておきたい。
 最近の私は、何か行動をしても10分もすれば、何をやったのか思い出せない。ブログをアップしても、数時間もしたら、何を書いたのか思い出せないのだ。
 
 あの世から「おいでおいで」の手が無数に延びてきて私を捕まえようとしているのだが、私は歩くことで必死に逃げようとしている……ということだ。