忍者ブログ

独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

子供の癌と老人の癌

これをリツィートした人物は原発容認派だと思われるネトウヨ系思想家なので、文章の中にある「甲状腺ガンはたいしたことがない」という部分を強調するための引用だと思う。しかし、放射能による子供の甲状腺がんと老人の甲状腺がんは同列に扱うべきではないだろう。「放っておけば近いうちに死ぬ」老人と、長い一生を期待される子供とでは話がまったく別である。
しかし、私がこれを転載した理由は、老人の癌は悪性の症状が出ないかぎり放置するほうがいい、ということを強調するためだ。

(以下引用)

晩年体全体が弱った祖母が入院したとき、検査したら癌が見つかったってことがあった。 それからほどなくして祖母は亡くなったけど、癌の症状は何もなかったし、治療もされなかったし、死因とももちろん無関係。 そういう経験もあって過剰診断は理解しやすかった。子供の甲状腺検査もやめてる。
引用ツイート
室月淳Jun Murotsuki@「出生前診断と選択的中絶のケア」発売
·
ラテント癌とは死後の解剖ではじめてみつかるがんを指し,進行がおそく生前はそれとわからずにふつうに生活されています.前立腺がんや甲状腺がんが有名で,解剖で前者は20%,後者は37%にみつかるとされています.PSA検査や超音波検診によってそういったがんを積極的にみつけると過剰診断になります.
PR