ワクチンの強制接種問題
私自身もすべてのワクチンを否定するものではない。たとえば狂犬病やマラリアや小児麻痺や結核などのワクチンは有効性が高いだろうとは思う。だが、インフルエンザワクチンなど無意味そのものだと思っているし、小学生女児への子宮頸がんワクチンなども無意味だろうと思っている。そして、ワクチン接種の強制化は、少なくともその効果や安全性がはっきりと証明されていない限り個々人の人権を無視するものであり、行政と医療関係者による犯罪的行為だと思っている。
(以下引用)
Vaccinated vs. Unvaccinated: Guess who is Sicker?
2017/05/04
ワクチン接種をした子どもたちと接種していない子どもたち:どちらにより病気が多いか?
アメリカでこれまで1度も行われなかった研究がなされ、その結果が発表された。
それは、ホームスクール(家庭に拠点を置いて学習を行うこと)で学ぶアメリカの子どもたちについて、「ワクチン接種を受けている子どもたち」と「ワクチン接種を受けていない子どもたち」についての疾病の発症状況に関しての調査だ。
現在のアメリカの子供たちには、疾病の多くの問題がある。アレルギー、喘息、不安、自己免疫、自閉症、多動、注意散漫、学習障害等を持つ子どもたちが、過去に比べて非常に多くなっている。
また、アメリカの子どもたちのうち、43%が、肥満を除く 20の慢性疾患のうちの少なくともひとつに苦しんでいる(肥満を含めると、数値はさらに上昇する)。
そして、自閉症や注意欠陥障害、1型糖尿病、トゥレット症候群などの小児障害が急速に増加しているが、そのデータはほとんど研究されたことがない。
現在のアメリカの子どもは、彼らの両親の時代と比較して、慢性疾患を有する可能性が4倍高くなっている。
まして、今の子どもたちの祖父祖母の時代と、現在の「子どもたちの病気が満ちあふれる時代」を比較することは難しいだろう。
現在、アメリカの 5歳未満の子どもの 100万人以上が、精神神経系の薬を服用している。
17歳未満では 830万人以上の子どもたちが精神神経系の薬を摂取しており、ある月に 4人に 1人が少なくとも 1つの処方薬を何かのために服用している。
環境要因として挙げられるものは多い。ファストフード、遺伝子の問題、あまりにも多く時間をさくテレビ・ビデオゲーム、さまざまな薬剤や殺虫剤、氾濫するプラスチックなど、数多くあるが、具体的な説明がつけられたものはほとんどない。
しかし、過去の世代をはるかに越えた量の物質が直接注射されることによって子どもたちが曝露し、体内に蓄積しているものがひとつある。
ワクチンだ。
今の子どもたちは、その親や祖父母の時代よりも、はるかに多くのワクチン接種を受けている。
アメリカでは、6歳までに 14種のワクチン接種を 50回行い、18歳までに強力な免疫調節成分を含む 16種類のワクチンを 69回接種する。
死を含む深刻な副作用や、全体的な健康への影響に関する長期的な研究はいまだ行われていないにもかかわらず、公衆衛生当局は、ワクチンは「安全かつ効果的」であると確信し、これだけの数のワクチン接種が子どもたちに続けられている。
そして、最近の研究で、ワクチンを接種した子どもと、摂取しなかった子どもたちを比較したひとつの研究が発表された。
それは、もしかすると、多くの親たちにとっては驚くべき内容かもしれない。
4月27日に『ジャーナル・オブ・トランスレーショナル・サイエンス(Journal of Translational Sciences)』に掲載されたアメリカ 4州の 6歳から 12歳までの 666人のホームスクールの子どもたちを対象に、その中の 405人のワクチン接種を受けている子どもたちと、261人のワクチン接種を「受けていない」子どもたちを、医師が診断した結果についての発表だ。
以下はその一部だ。
・ワクチン接種を受けた子どもは、自閉症スペクトラムと診断される可能性が 3倍以上だった
・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもたちよりアレルギー性鼻炎(花粉症)と診断される可能性が 30倍高かった
・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもたちよりもアレルギー薬を必要とする可能性が 22倍高かった
・予防接種を受けた子どもは、予防接種を受けていない子どもたちよりも学習障害と診断されるリスクが 4倍以上高かった
・予防接種を受けた子どもは、予防接種を受けていない子どもよりも注意欠陥多動性障害と診断される可能性が 300%高かった
・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもよりも肺炎と診断される可能性が 340%高かった
・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもよりも耳の感染症と診断される可能性が 300%高かった
・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもに比べて耳管を挿入する手術が 700%多かった
・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもよりも慢性疾患と診断される可能性が 2.5倍高かった
ここまでです。
論文はこの後から、個別の詳細に続きますが、それは割愛します。
なお、なぜ、ホームスクールの子どもたちを対象にしているかというと、
「普通の学校に行っている子どもは、ほぼ全員ワクチン接種を受けているから」
です。
ワクチンを受けている子どもはいても、「受けていないほうの子どもが見つからない」ので、調査にならないのです(これまで、この研究がおこなわれなかった理由のひとつでもありますし、これ以上大規模な調査も難しいはずです)。
アメリカでは、全体の 95%の子どもが、上にありますように、
> 6歳までに 14種のワクチン接種を 50回行い、18歳までに強力な免疫調節成分を含む 16種類のワクチンを 69回接種する
というものを受けているようです。
ホームスクールは、親が子どもを学校に通わせずに自宅で学習することで、アメリカでは公的に認められた学習方式ですが、ホームスクールの家庭は、宗教的なものも含む様々な理由で、「ワクチン接種を受けさせない」とする親もいて、そのために、「ワクチン接種を受けていない子ども」が存在したようです。
そして、ホームスクールを対象にしているために調査の対象数は多くはなく、調査した子どもの数が 666名(なんでこんな数字)ということで、多いとは言えない数字ですので、数値は参考程度と考えても、相当な差ではないでしょうか。
ひとことで書けば、今回の調査では、「ワクチン接種を受けた子どもたちは、慢性疾患、メンタル疾患、アレルギー、耳の病気、肺炎等が有意に多かった」ということになりそうです。
最近、ワクチンに関しては、自閉症との関連を主張する人たちもいて、そのあたりも、人々の行動に輪をかけているようです。
しかし、このあたりにも正確なデータというものがやはり存在せず(曖昧な医学データは存在しますが)、結局、対立する意見の双方が感情的に進んでいく、という方向になりやすくなっていますので、そのことについてはふれないです。
私にも私自身の「なぜ自閉症や発達障害がこんなに増えたのか」ということに関しての推測はあります。けれど、1度も書いたこともないし、今後も書くともないと思います。書いて誰かが傷つくのなら、書かない方がいいです。
しかし、アメリカにしても、今はとても増えていて、1975年には 5000人に 1人が自閉症として生まれてきていたのが、2010年には 100人 に 1人。
そして今ではアメリカでは 68人に 1人が自閉症で生まれています。
それだけではなく、原因をどこに求めるにしても、子どもの病気が増えすぎています。
それは日本も同じですが、そして、その子どもたちが成長して大人になります。そういう大人たちの社会になっていくのです。
繰り返しますが、子どもの病気の増加とワクチンが関係あるかどうかはわかりません。
何しろこれまで「根拠がほとんど存在しなかった」からです。
ただ、今回の調査は少ないサンプルながらも、「方向性」ははっきりと示したものではないかとは思います。ワクチンと健康の関係を考えるひとつの目安にはなるとは思いますが、ただ、このデータが広く伝えられる気はしません。
いずれにしても、最終的には自分たちの判断しかなく、誰かを責めたり、あるいは、他人に自分の主張を「無理矢理」勧めたりすることに意味はないと思います。
それが仮に良いことであっても「無理矢理」は十分に「強制」だからです。
それにしても、先ほどの記事の中の、
アメリカの 5歳未満の子どもの 100万人以上が、精神神経系の薬を服用している。
17歳未満では 830万人以上の子どもたちが精神神経系の薬を摂取している。
は心痛みます。
これは、いわゆるリタリンやコンサータといった薬や、あるいはベンゾジアゼピン系などなのかもしれないですが、数百万人の薬漬けの子どもたちがアメリカにはいて、そして数は違いますけれど、日本もいます。このことは「子どもたちの未来。メンタル治療とリタリンやコンサータ。そして、私がかつて見たリタリン常用者たち (2015/12/17)」という記事でふれたことがあります。
私自身が医療法ベンゾジアゼピン系の依存症でしたから、もっと若いうちから依存症になっていくのかと思うと、心苦しいです。大人になって、いつか逃れられればいいなとは思いますけれど。ベンゾジアゼピン系の過去記事はこちらのリンクに一覧があります。