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青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳
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――そもそもAIが「読める」とか「読めない」というのは、どういうことですか。
AIを含むコンピュータが得意なのは、情報とパターンで問題解決すること。
たとえば「徳川家康は( )年の関ヶ原の戦いで、石田三成らの西軍を破った」の( )に何が入るか。
答えは1600年。
コンピュータは、この答えを膨大な情報を瞬時に検索して答えを出す。
教科書、Wikipedia、百科事典など、デジタル化された情報すべてにアクセスし、検索をかけられる。
コンピュータは「戦う」とか「破る」という事態が、どのような事態なのかはわからない。
その言葉がリアルな世界で何を表すのかはわからない。
それでも、字も追えるし、検索もかけられ、それによって正解にたどりつく。
「読めない」が解ける、というのはそういうことだ。
さっきの問題文は、コンピュータにとって、意味不明の記号の羅列にすぎない。
人間にとっての「●△※×★÷◎◆▼□+」と同じだ。
でも、膨大な検索をかけると「●△※」と「◆▼□」がセットで出てくることの多いことがわかる。
「●△※」と「◆▼□」は強い結びつきがありそうだと推論する。
これが確率だ。
そこで、選択肢の中から「◆▼□」を選ぶ。
これが「1600」だ。
膨大な検索を通じて、確率的にありそうなことを選び出す。
これがAIのやっている作業だ。