理由は、冬山で死なないためだ。厳冬の南アルプスに一人で出かけて、3000m近い稜線にツエルトを張って、軽羽毛服とシュラフカバーとセーターで吹雪の夜を過ごした。
気温は、たぶんマイナス20度程度だったと思う。
寝るなんて無理だ。ガタガタ震えながらウトウトできれば、それが冬山で寝るということだった。一晩に何回も起きて、雪を溶かして湯を沸かし、甘くしたインスタントコーヒーを飲んだ。
それでも、早朝、光が差し込んでくると、厳冬の朝の稜線の雰囲気に酔いしれた。
下山すると、必ず、顔や耳に凍傷を負っていた。風が当たると血の通った皮膚が凍結するのだ。
都会の冬など、Tシャツ一枚でも寒さなどほとんど感じなかった。人々が厚着して寒がっている理由が分からなかった。
周囲は、「夏になると、あの人は皮膚を一枚剥ぐのね」なんて噂していた。
中津川に移住して、厳冬期は早朝、マイナス10度以下が珍しくない内陸性気象にあっても、寒さそのものは、それほど気にならなかったのだが、あらゆるものが凍結することには困った。
とくにトイレの金隠しのたまり水が凍結して底に穴を開けて便器を使い物にならなくするのだ。
高価なので買い換えは困難だ。だから便器を外して割れた部分をエポキシ樹脂で貼り付けた。うちには3台の便器があるが、2台は金隠しをエポキシ補修してある。
残りの1台を破損しないため、この時期になると、一晩中7分芯の灯油ランタンをトイレ内で灯している。ほんのり暖まって、なかなかいい。
一昨日から例年通りの寒さがやってきた。たぶんマイナス6度以下に下がった思う。
寝ていて、寒さで顔が痛いので、何度程度に下がったか感覚的に分かる。
友人が来たときなどは、エアコンをつけているが、一人では節約のためつけない。
布団は母の遺品の羽毛布団を使っているのだが、それでも寒さが身にしみる。
布団だけでは寒いので、セーターや軽羽毛服が欠かせない。昨夜は、それでも寒かった。
若い頃は、厳冬でも毛布一枚程度で寝ていた。寒さを感じなかったのは、たぶん筋肉量が多かったせいだと思う。結構なマッチョで、腕立ても100回なら楽丁、懸垂も50回くらいできた。
それが、60歳を過ぎてから寒さを感じるようになったのは、筋肉が衰えてしまったからだ。
人間、60歳前後から、そこそこ運動している私ですら、サルコペニアという筋肉萎縮が始まる。
ある日気づいたら、他人より太いと思っていた自分の太ももが、びっくりするほど細くなっているのだ。両手で膝関節下を挟めるほどだ。
この10年、ほぼ毎日、7000~10000歩を歩き続けている。標高差も100~200m設定している。
それでも筋肉が衰えてゆくのである。裸で全身を見ると、明らかに太ももの細さが際立ち、下腹部が妊娠のように突き出しはじめている。
全身の筋肉量が減少したことで、若い頃よりも暖かくしているのに、深夜強い寒さを感じるようになった。
このままでは、下半身も羽毛ズボンをはかねばならないかもしれない。
「ああ、これが老いというものなのか……」と思い知るしかない。
それに何より、ぐっすりと眠れなくなった。夜中にトイレに立ったなら、もう神経が起きてしまって、あれこれ考えはじめて眠れない。結局、眠りにつくまで1時間以上かかる。だから10時間の睡眠時間をとっても、夢を見て寝ているのは半分程度しかない。
歩かなかった日など、まるで眠れない。ちなみに、夜中にトイレに三回くらいは起きている。
どうしても寝なければならない事情があるときは、目が冴えるとウイスキー炭酸割りと葛根湯を服用するようにしている。すると、またトイレ回数が増えるのだが。
また、胃が荒れて、朝吐き気がとまらない。
私は人付き合いが苦手だ。友達がいなくて孤独なのだが、毎朝、ブログを書くことを日課にするには、他人との付き合いが邪魔になるので、他人と縁を結びたいとも思わない。
私は、小中学校で校内暴力の標的になっていたせいか、友人関係がトラウマなのだ。
そういえば、前回書き忘れたが、私をいじめまくっていた同級生が、殺人罪で無期懲役になったと新聞で見たことがある。それもB・YとK・Kの二人もだ。
暴力団員の場合は、立件された分だけしか判決に寄与しないので、実際には10倍くらいの犯罪を行っているのが普通で、全部立件されたなら、全員が間違いなく死刑となるだろう。
私がタクシー運転手時代に暴力団の客から教えてもらった話だが、どこの暴力団も、シノギとしてソープやクラブ・スナックの警備・相談を行ってみかじめ料で稼いでいる。
そんな場所には、ほぼ毎日のように「困った客」が現れる。金を持っていなかったり、暴れる客のことで、ときにはソープ嬢を殴って傷つけたりする。
すると担当者は飛んでいって、彼を密室のような大きな車に押し込める。
普通、金で解決できるのだが、どうしても無理な場合、そして加害客が極度に強情な場合、どうするかというと、その加害客は、この世から蒸発してしまう結果となる。
その始末は見事にシステム化されていて、ほとんど証拠が残らない。
私が聞いたのは、三河幡豆港に、暴力団系の密漁漁師の船が数百隻も係留されているのだが、それぞれ本家暴力団に系列化されている。
「困り客」の問題が金で解決できない場合、彼は車に押し込められ、全身を縛られて袋に入れられる。そして幡豆の漁船に乗せられ、伊勢湾の沖合まで連れて行かれる。
結果は、誰でも想像する通りだ。
私は、伊勢湾フェリーから、浚渫船に乗った刑事が目を皿のようにして浚渫泥に、そんな痕跡がないか監視しているのを目撃した。
日本では、年間10万人近い行方不明者が出る。多くは認知症老人だが、一部は、ソープやクラブで暴れる加害者たちだ。彼は、親族からも見放されている場合が多く、捜索願も出ないことが普通だ。この世から静かに消えてゆくのだ。
なお、もう少し怖いことを書くと、これまで何回か、日本人のDNA情報を中国人民解放軍直営企業が網羅的に集めていることを書いた。
産婦人科で出生前検査を行うと、自動的に、胎児と妊婦のDNA情報を中国共産党が蓄積するのである。
これが何の目的に使われているかというと、遺伝子型の適合、移植情報ということだ。
中国では、毎年数百万人が行方不明になり、この世から消えてしまう。
そのうち、かなりの部分が、本人の意思を無視した強制的な臓器献体になる。中国の不法臓器移植は年間数十兆円規模の巨大利権を中国共産党幹部にもたらしているのである。
中国共産党が世界中の人々のDNA適合型情報を収集しまくっている理由は、臓器ビジネスの目的としか考えられない。
もしも、中国が戦争を起こして日本人を支配することになると、その情報が臓器移植ビジネスに大きく役立つことになる。
考えてみれば、とんでもない恐ろしい話で、私も半世紀前に、こんな時代が来るなんて想像もしていなかった。
まるでオーウェルの1984を地で行っているし、プリズナー6の世界観じゃないか。
また蒸発する日本人のなかでも、中国共産党の臓器エージェントに誘拐されたのではないかと噂される人もいる。実際に、北朝鮮はそれと同じことをやっていたのだ。
神奈川で行方不明になった女児は、ずいぶん、そのことを噂されたものだ。骨で発見されても、まだ解決していない。
まあ、戦争になれば、ウクライナを見ていれば分かるように、結局勝敗を定める最終要因は、兵士の士気であり、それは「正義」である。
ウクライナの正義とロシアの正義を天秤にかけて、重い方が勝つ運命なのだ。
中国共産党が尖閣問題を契機に日本と戦争になった場合、米軍が逃げたとしても、結局、正義を大きく共有できる日本の勝利になるだろう。
ただし、このとき、中国と内通する者が問題になる。林芳正、二階俊博、林幹雄、山口那津男、橋下徹、岸田文雄らだ。
中国共産党は、二度と回復できない究極の経済崩壊に直面し、外国との戦争による非常事態宣言によってしか、国家の統制を維持することができない。
台湾侵攻がその究極課題だが、そのために尖閣諸島を強奪する必然性があり、戦争に進むしかない状況だ。
検察が、安倍派・二階派をターゲットにしている本当の理由は、もしかしたら中国との戦争準備かもしれない。もう多くの人々が、戦争は避けられないと覚悟し、中国と直接つながっている政治家の排除に乗り出しているのかもしれない。
もしそうなら、次の検察ターゲットは山口那津男になるだろう。
かなり話が逸れたが、今回は主題を決めずに書き始めたので、思いつくまま、ふらふらと飛んで行く。
私のことを、もう少し語ると、私は正常か異常かといえば、異常のカテゴリーに入れられるだろう。精神病院に閉じ込められ、「カッコーの巣の上」にいても不思議ではない。
70歳になっても、一度も結婚したことがなく、子もなく、地位も権力も財産もない。まさに「落ちこぼれ老人」というにふさわしい。
私が、なるべくしてなった無能人間かというと、少し違う。
私はライセンスマニアで20種類近い資格を持っている。どちらかというと学力が高い方だと思う。
このブログも、毎日更新していて、すでに2000編を超えている。
私は典型的なギフテッドだった。母が担任から聞いた話では、IQ139~143で、おおむね140前後だった。だが、いわゆるADHDで問題児だった。
じっとしていられないタイプだった。そして、いろいろな儀礼がうまくできない。
今でも、食事をしていて、ボロボロとご飯をこぼすので、いつでも汚い衣服を着ている。一人暮らしでなければ、いつでも誰から怒鳴られていなければならない。
人と話していても、想像力が強すぎて、あちこち飛んでしまって、まともに話が合わない。とにかく、さまざまな情報が脳内を飛び交っていて、目の前のことに集中できない。
学校のテストでも、好きな科目の国語や社会、理科などは、いつでもトップクラス。しかし、担任に不快感のあった音楽や数学の点数は低かった。
それでも集中すれば、すぐに点数が上がるタイプだった。
文章を書き始めると、怒濤のように情報が飛び出してきて、文書にするのが間に合わないほどだ。だから毎日でも書いていられる。
私は、文書を書けといわれれば、何時間でも想像力を働かせて書き続けることができるのだ。
私のようなタイプは、1000人に1人くらいいるらしい。やはり、みんな私のように落ちこぼれているのか気になるところだ。
頭の回転力と人生の幸せが比例しないというのは、私のことを指しているのかもしれない。
ギフテッドとして、何かトクしたことがあるかというと、たぶん皆無だと思う。物事が見えすぎて、失敗することばかりだ。
みんなと同じでいられない。みんなに同調することができない。だから同調型社会といわれる日本で生きて行くのは苦痛しかなかった。
ギフテッドは、結局、社会から疎外される運命しかない。決して社会の主役にはなれない。同調できないからだ。
私がギフテッドになった理由は、もしかしたら住んでいた地域に「名古屋大気汚染公害」が蔓延し、幼い頃から喘息に苦しんでいたことかもしれない。
いわゆるアトピー型の過敏症になり、自分の身を守るために反応が激しくなるのだ。
「小林麻央の死」という編のなかで、私は母の故郷である長岡・小千谷市圏の平均IQがとても高いと書いた。新潟県は10位だが、長岡地方はさらに高い。
上のリンクを見れば分かるとおり、東京を除けば、高IQ地域は、豪雪地帯に偏っている。結局、雪国が高IQを産み出しているのは間違いないように思える。
理由は、容易に想像がつく。それは豪雪に閉じ困られた冬の間、やることは読書とゲーム、勉強しかないからだ。
だから長岡、小千谷市の出身有名人を見ると、アナウンサーと学者ばかりなのだ。
とりわけ読書の習慣(それしかやることがない)が、高IQを産み出す。
世界でもっとも高IQといわれるユダヤ教徒の場合は、バルミツバという子供たちの成人儀礼がある。
これは、13歳までの子供が、旧約聖書トーラー五書の一部を暗記、暗誦しなければならない苛酷な儀礼なのだが、この膨大な知的業務が、ユダヤ人の異常な高IQを産み出していると評されている。
読書や作文は高度な知的作業であり、子供が行うことで知性に大きく関与することになる。
だが、私はユダヤ教徒が、旧約聖書を暗唱することで、心の奥底に「謀略」というプロトコルを蓄積すると何度も指摘してきた。
今起きている、偽旗作戦であるガザの大虐殺も、ユダヤ人たちの心に沈殿した陰謀プロトコルから来ている作戦だと考えている。
知性と人間性、そして幸福は決して比例しない。頭の良さは人を幸せにするわけではない。私は、自分の落ちこぼれ人生を見て、いつでもそう思うのだ。