事実を直視することが本物の幸福への道
まあ、恋愛や結婚やセックスへの幻想(ほとんどは商業主義のために作られたものだが)が消えたのはいいことだ。私は、資本主義社会の不幸の半分くらいは恋愛幻想とセックス幻想によって起こると思っているくらいであるwww
実際、毎日がセックス妄想で頭が爆発しそうな若いころを過ぎれば、男にとってセックスが自慰よりいいという点はあまり無い。相手が「貴重品」である場合くらいは、性的興奮は高まるだろうが、セックス自体の中身がそれで良くなることは無いと思う。つまり、自分ひとりが興奮して射精するだけなら、女体を使った自慰にすぎないし、相手がエクスタシーに達するように気を使うなら、ただの奉仕作業となり、こちら(男)が生きた張り型をやっているだけだ。女性の場合はどうか知らない。半分くらいは、何の興奮もなく相手をしているのではないか。
実際、下の報告の中でも女性の45%がセックスに「関心が無い」または「嫌悪している」という、以前からは考えられない数字が出ている。つまり、幻想が消え、現実が見え始めたのだろう。
恋愛にしても、片想いをしている時期が一番恋愛らしい恋愛なのであり、下手にその恋がかなって、思う相手とセックスなどしたら、がっかりすること請け合いであるwww 未婚で妊娠したら(あるいはさせたら)、そこで人生が終わる可能性もある。
とは言っても、恋愛もセックスも価値はあるのであり、これまでが偽ブランド商品的なインチキ価格だったにすぎない。事実を直視した、今の若い人々は、かえって堅実な幸福を手に入れる可能性が増えたのではないか。避妊具を使った、娯楽や快楽としてのセックスではなく、生殖のためのセックスというのも見直されていい。実際、子供欲しさに人工授精する夫婦もいるのである。
結婚についても、子供を持つ幸せなど、結婚しない人には分からないだろう。フェミニスト連中が「女性価値」を高めるために「育児は大変だ。女性の苦労を理解しろ」と騒いだお陰で、家の中に子供がいる楽しさや幸福を知らない女性や男性が増えたと思う。エスキモー(これも死語か)には、夫婦が老年になると、養子を貰って、育児を娯楽にするという文化があったと言う。私は、これは高度な文化だと思う。子供というと学費がどうこうとかいうカネの面しか考えない日本の文化が下種だと思うのは、私が、基本的に出産や育児に無責任な立場である男性だからだろうか。だが、幼い子供がいると、家は明るくて楽しいのである。犬や猫は可愛いが、その一挙一動が楽しいのは人間の幼児である。
(以下引用)
セッ〇スレスの既婚男女増加=若年男性「草食化」も-家族計画協会
配偶者がいても、性交渉が1カ月以上ないいわゆる「セッ〇スレス」のケースが増加して
いることが、日本家族計画協会の「男女の生活と意識に関する調査」で分かった。性交渉の
開始が遅くなるなど、若年男性の「草食化」傾向にも拍車が掛かっていることがうかがえた。
(中略)
性交渉経験のある人に「この1カ月間の頻度」を尋ねたところ、「しなかった」が49.3%
(男性48.3%、女性50.1%)と半数を占め、男女とも2年前の前回より約5ポイント
増加。配偶者のいる人に限っても44.6%(男性36.2%、女性50.3%)に上り、
04年以降、増え続けている。
配偶者のいる人の「セッ〇スに対して積極的になれない理由」は、男性では「仕事で疲れて
いる」が21.3%と最多で、次いで「出産後なんとなく」の15.7%。女性は「面倒くさい
」23.8%、「仕事で疲れている」17.8%の順だった。
性交経験率が50%を超える年齢は、男性29歳(過去調査23~26歳)、女性28歳
(同24~27歳)で、特に男性の性交開始年齢が顕著に遅くなっていることも判明した。
性交渉への関心では、「関心がない」または「嫌悪している」が男性17.9%、女性
45.2%に上った。年代別では、男性の25~29歳が20.3%で、08年の同年代の
約2.5倍に増えた。