年齢と感受性
私は若いころはかなりのペシミストで、モリエールの「ミザントロープ(人間嫌い)」の主人公(アルセストと言ったか)を、これは私自身だ、と思ったりしたもので、あの頃の自分に戻してやる、と言われたら御免蒙るが、頭の中味は今のまま(と言っても、脳機能自体は若返りたいが)で20代の身体に戻してやる、ということなら、心が動かないでもない。
要するに、若いころの苦悩というのはだいたい「神経過敏」あるいは感受性過敏のためのものであり、それはクリエイターなら好条件(小説家も詩人も、ほとんどが青年期にその代表作は書いている。世慣れると、感受性は鈍るものだ。松本清張などのように最初から極度に理知的内容の作品を書く作家は例外的に、年齢が高くなっても創作意欲は衰えない。)だが、普通に生きる上では不都合なのである。いわゆる「陰キャラ」と言われる人たちは、心が繊細すぎるわけだ。ただし、その苦悩の大半が妄想的であるということを自覚していたほうが、健全な、あるいは満足のいく人生を送れると思う。
血中の、加齢で減少する酵素を、老齢個体に投与したところ、身体機能が活性化し、寿命が延びたという。
マウスの実験では、継続投与したところ、最大寿命が15.8%も延長したそうな。
……どこかの金持ちが、それっ!と飛びついて注射したら、若いネズミにならんかな。蛇含草
https://www.amed.go.jp/news/release_20190614.html …
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