例の、宮部みゆきのシリーズ短編集「ステップファーザー・ステップ」の中に、また読んでいて意味不明の箇所があったので、推理してみることにした。
それは、「ワンナイト・スタンド」の中の
「親父って牛乳みたいな元弁護士だな」
「どういう意味だね?」
「腐っても役に立つ」
という箇所で、もちろん、これは「腐っても鯛」のもじりだろうが、いくら何でも腐った牛乳に使い道は無いだろう、と思ったわけだ。もちろん、腐った鯛も使い道は無いだろうが、少なくとも「元々が貴重な存在だった」という部分はある。しかし、牛乳だと元からそれほど貴重なわけでもない。
そこで考えたのが、またしても、「これは女性特有の思考なのではないか」ということだ。男なら、腐った牛乳は即座に捨てるだろう。まあ、飢え死にしそうな場合はどうかわからないが、ほとんどの男は腐った牛乳の利用法など考えないと思う。
そこで、「賞味期限を過ぎた牛乳の利用法」でググってみたら、やはりあった。もちろん、「賞味期限を過ぎた」と「腐った」では条件が違うが、程度問題の話、としておく。
要するに、この場合も「女性的思考を、男性登場人物にさせているミス」という、揚げ足取りであるが、そういう読み方も、なかなか面白いのである。
(以下引用)
賞味期限切れの牛乳の使い道
1:牛乳風呂に
いろいろ調べていて、真っ先に試してみたいなと思ったのが牛乳風呂です。牛乳には肌にいい成分がたくさん含まれていて、牛乳風呂は美肌に効果があるのだそう。世界三大美女の一人であるクレオパトラは自分の美貌を保つために牛乳風呂を愛用していたといわれています。
【牛乳に含まれる成分による美肌効果はこちら】
- アルブチン 肌の乾燥を予防
- カゼイン 肌の老廃物や毛穴汚れの除去
- 糖たんぱく質 コラーゲン生成を促進、シワやシミの症状緩和
- ビタミンA 活性酸素を抑制
- ビタミンB2 細胞を再生し、脂質の代謝を促進
牛乳風呂は湯船に牛乳を入れるだけ! 牛乳の量は、1回につき500mL~1Lが適量です。牛乳風呂が初めての人はにおいが気になることもあるそうなので、入れる量は500mLから始めるのがおすすめ。あまりお湯が熱いと、牛乳の独特なにおいが気になる場合があるので、お湯の温度はぬるめの38~40℃にしましょう。
アレルギー反応がでることもありますから、事前にパッチテストなどして確認しましょう。顔を洗う際に牛乳が口に入る可能性があるので、古すぎない牛乳、長くても賞味期限切れ1週間程度の牛乳にしましょう。また、あまり古い牛乳を使うと臭いが強くなったり、肌に悪影響がある場合もあります。
2:観葉植物のお手入れに
賞味期限切れの牛乳は、観葉植物のお手入れにも使えます。牛乳を含ませたティッシュペーパーで、観葉植物の表面を拭くと、牛乳の脂肪分の効果でつやが出ます。また、水で薄めた牛乳をスプレーで吹きかけると、害虫の駆除にもなります。ただし、大量に吹きかけると、植物の成長を阻害する場合もあるので注意が必要です。朝拭いたら夕方には水を含ませたティッシュペーパーなどで拭きとりましょう。
3:トイレのお掃除に
トイレのお掃除にも使えます。使い方はとっても簡単! 賞味期限切れの牛乳を直接トイレにかけ、ブラシでこすった後に流すだけ。古くなった牛乳から出るアンモニア成分は、汚れ落としに効果があるのだそうです。
4:床のワックス掛けに
フローリングのワックスとしても使えます。水で薄めた牛乳でフローリングの床を拭くと、つやが出てピカピカになります。においが気になるときは、最後に空拭きをしてください。
2~3日過ぎた賞味期限切れの牛乳を捨てずに利用できる方法がわかりました。美容にもお掃除にも使えるなんて、牛乳って優秀なのね! でもその前に、できるだけ捨てないで飲み切ることが大切ですよね。