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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

悪筆コンプレックス

字が汚い人(私もそれである)というのは、子供のころに鉛筆を使わされていたためにそうなった人が多いのではないか。鉛筆、それもHBなどだと止め、はね、払いなどをきれいに書くのが難しい。かと言って、勉強の際に筆を使うわけにもいかないから、鉛筆を使う。黒板の字を大急ぎで写さないといけないから、乱暴な字や崩し字になりがちだ。そうして悪筆が身に付く。
字はゆっくりと書くものだ、ということを身につけるだけでも、かなり変わると思うし、下の記事のように書く楽しさが分かれば、もはや悪筆コンプレックスや自己嫌悪は無くなるだろう。


コンプレックスと私の距離
2021年06月19日 09時41分 JST

万年筆を買ってみたら、「字が汚い」コンプレックスから解き放たれた話【漫画】

『きっと書くのが楽しくなる』。自分の字が嫌いだった漫画家は、箱に刻まれていたその言葉をきっかけに、万年筆の“沼”へ近寄っていった。

高校生の頃、先生は言いにくそうに、こう告げた。

「クラスいち字汚いよ」

字にコンプレックスを抱いていた私が、万年筆の「沼」にはまったことで自分の字に愛着を持てるようになったーー。

ある漫画家の実体験を描いた漫画に、反響が広がっている。

作者・いくたはなさん(@suitondiary)の万年筆との出合いは、2年ほど前。大型雑貨店のボールペン売り場を回っていた時だった。

「万年筆」で連想する使い手といえば、文豪や達筆な人。商品を手にした時、知り合いが周りにいないか思わずキョロキョロしてしまったという。

なぜなら <私は 字が 汚い> からだ。

いくたはなさん提供
万年筆との出合いは2年ほど前だった

いくたさんは高校生の頃に先生から言われたひと言が、今も記憶に残っているという。

「お前の字さ、ぶっちゃけるとな」「クラスいち字汚いよ」

「やっぱり自分の字は相当汚いんだ」という現実を突きつけられた。

<人に面と向かって『字が汚い』と言われるのはけっこうショックで 文章を書くのは好きだけど 自分の字は嫌いになった>

いくたさんは「先生もかなり言いにくそうだったので、言わせてしまってごめんなさい、という気持ちでした」と当時を振り返る。

いくたはなさん提供
字が「クラス一汚い」と指摘されたことがあった

<なので筆記用具は書ければなんでもよくて、見た目がかわいければヨシとしていた>

“字が上手くない”自分が万年筆を買うことを、「とてつもなく恥ずかしく感じていた」という、いくたさん。

だが、店で手に取った万年筆の箱にあった『きっと書くのが楽しくなる』との言葉に引きつけられた。

<この言葉で 私は沼へ近寄っていった>

いくたはなさん提供
手にした万年筆の箱には、『きっと書くのが楽しくなる』と書かれていた

思いきって買った万年筆。

インクのカートリッジを本体に付けた時の、「カチッ」と鳴る瞬間。

カリ、カリ、カリ...。

実際に書いてみると、ゾクゾクと興奮した。

<字を書くっていうか生まれてる....っ!? 字が生きてる気すらする...!!>

「万年筆を初めて使うというのもあって力加減がわからず、久しぶりに文字をじっくりゆっくり書いたんです。文字のとめ・はね・はらいが思い通りに書けて、すごく新鮮に感じました」(いくたさん)

いくたはなさん提供
万年筆、ついに「買ったった」
いくたはなさん提供
書いてみたら「即堕ち」した

そこから、いくたさんはみるみるうちに万年筆のとりこになった。

<知らなかったんです 万年筆にはメーカーがいくつもあり、期間限定の万年筆や各地の文具店オリジナルのものもあるよ!>

<知ってましたか?世の中は万年筆用のインクがわけわかんないくらいあるんですよ...!> 

相手に似合いそうな万年筆をプレゼントしたり、その人をイメージして調合したインクを贈ったり。周りに「布教」することも、すごく楽しかった。

いくたはなさん提供
万年筆の「沼」に沈み、さらなる「湿地の奥」へと迷いこんでいった
いくたはなさん提供
「布教」もすごく楽しい

<選んだ万年筆の軸、字幅、使ったインクの雰囲気で 自分の字のコンプレックスが... 化けますよ>

万年筆を使うようになり、いくたさんは自身の字に対する受け止めが変わっていったという。

「字を適当に書いてしまいがちだったのが、ゆっくり筆を運ぶことができるようになり、書くことへのコンプレックスはほとんどなくなりました。文字に関しては上手ではないけれど、愛着が持てるようになってきました

いくたはなさん提供
「日記や文章を書くのが好きだけど、自分の字が嫌いって方にまずオススメしたいです」
いくたはなさん提供
コンプレックスからはじまった私の沼の話

いくたさんのツイートには3万件を超える「いいね」が付くなど、大きな反響を呼んでいる。

「字が汚いからもう全部同意しかなかった。私も同じ経験をしていて、インク沼にドボンヌしている」

「これめっちゃわかる...何故か自己肯定感上がるし、字を書きたくなるんだよなあ...」

「わかりみに溢れる」...。

自分の字を汚いと感じている人や、万年筆と出合って字を書くことへの考えが変わった人などから、共感する声が相次いでいる。

さらに、万年筆を売る側を経験した人からは、「お客さんに書いてもらって『ナニコレー私の字、こんなに上手だったっけ』って顔になる瞬間を見るのが大好きだった」といったコメントも。

「万年筆デビューをされた方が、購入した物を見せてくださることもあり、とてもうれしいです」といくたさん。

かつてのいくたさんのように、自分の書く字を好きになれない人には、こうエールを送った。

「長年付き合うものの一つとして、文字があると思っています。デジタル化が進んでも、何かの折には字を書く状況は出てきます。なので、自分の字の良いところを少しでも探せると、文字を書くことがもう少し楽しくなるのではないかなと思います



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どんな犬にもいい日がある

あまり探しすぎると、どれも気に入らない感じがしてくるので、物を選ぶ場合は適当に決めるのがいい。そういう英語の諺があったような気がするが、それはともかく、このカテゴリーに載せる諺を探すのも、基準を厳しくすると何も選べないことになる。
とりあえず、こういうのはどうか。

Every dog has his day

この「day」は面白い使い方があり、ここでは「いい時(全盛期)」の意味である。
昔、「ダーティ・ハリー」の中で、ハリーが犯人に(挑発的に)「Go on. Make my day」と言う場面があり、この「Make my day」の意味が当時は分からなかったし、今でも適訳を思いつかないが、「やってみろよ。俺に大当たりさせな」という感じか。この「大当たり」はギャンブル的な意味である。
ごく日常的なフレーズでは、仕事の終わりに「Let’s call it a day」(ここで切り上げようか)と言うのも面白い。英語圏の人間はdayを幅広く使うようだ。
「お前の日は数えられたぞ」というのが幽霊が人間を脅す言葉として使われたりするが、これは「お前はもうすぐ死ぬぞ」の意味かと思う。

「電子データ商品」の危険性

重要な問題であるが、とりあえずメモとして記事を保存。

(以下「阿修羅」から転載)


あなたが買った“本”は、勝手に消されてしまうかもしれない 英国の騒動から浮かび上がる電子書籍の課題
http://www.asyura2.com/09/it11/msg/783.html
投稿者 MR 日時 2012 年 11 月 14 日 07:31:37: cT5Wxjlo3Xe3.
 

あなたが買った“本”は、勝手に消されてしまうかもしれない

英国の騒動から浮かび上がる電子書籍の課題

2012年11月14日(水)  ローラ・スカーレット(ロンドン支局)

 米アマゾンが日本で電子書籍端末「キンドル」の販売を開始した少し前、英国ではちょっとした“事件”がメディアを賑わせていた。10月22日、英ガーディアンなどの有力紙や技術系ニュースサイトなどが、ある女性のキンドルから購入済みの電子書籍がすべて、アマゾンによって削除されたと報じた。

 その女性は、リン・ニガード氏。彼女によると、事件の経緯は次のようなものだった。

“削除理由”を説明しないアマゾン

 今年9月のある日、ニガード氏のキンドルで画面に縞模様が入る不具合が発生し、アマゾンのカスタマーサービスに連絡した。アマゾンは故障したキンドルを新品と交換し、英国の住所に発送すると連絡してきたという。だが、ニガード氏は現在、英国ではなくノルウェーに住んでいる。そのため別途、英国の住所をアマゾンに伝える必要があった。

 だが、英国の住所を伝える間もなく、その翌日にキンドルを立ち上げたところ、彼女のアカウントが閉鎖されていることに気がついた。驚いたニガード氏はアマゾンに連絡を取り、何が問題なのか説明を求めたが、具体的な回答は得られなかったという。アマゾンがニガード氏に宛てた回答は以下の通りだ。

 「あなたのアカウントは、私たちの利用規約に違反して閉鎖された別のアカウントと直接的な関連があります。そのため、あなたのAmazon.co.ukのアカウントは閉鎖され、処理中の注文もキャンセルされました。アカウントの閉鎖は恒久的な処置であることをご理解ください。今後、開設されたアカウントも、同様に閉鎖されます。私たちの決定へのご理解を感謝いたします」

騒動になったら閉鎖されたアカウントが復活

 ニガード氏が使っていたキンドルは、デンマークの個人売買サイトで購入した中古品で、当初は英国で販売されたものだったという。実は、このキンドルで不具合が発生するのは2回目で、昨年11月にも新品と交換してもらったばかりだった。その際は、夫の会社の英国支店に発送してもらえたという。

 ちなみに、ノルウェーではアマゾンはサービスを提供していない。そのため、ニガード氏は米国のAmazon.comでノルウェーのクレジットカードと住所を登録し、そこから電子書籍を購入していたという。

 ニガード氏は、「私が知る限り、ノルウェーからAmazon.comにアクセスして電子書籍を購入することは問題ではないはず。1年のうちに2回も故障したキンドルの交換を求めたことが、アカウントが閉鎖されるきっかけになったのではないか」と推測する。

 新聞やブログなどでアマゾンの不親切な対応が報じられた後、ニガード氏の閉鎖されたアカウントは何の説明もないまま復活した。そして、新品のキンドルが、皮製カバー付きでノルウェーの住所に送られてきた。アマゾンは、アカウントを閉鎖した理由を10月31日に電話で説明すると約束したが、期日が過ぎても連絡がないという。

 アマゾンはニガード事件を受けて、以下のようなコメントを発表している。

「アカウントの状況は、お客様がライブラリーへアクセスできることに影響を及ぼすものではありません。もし、コンテンツへのアクセスで問題が発生したら、カスタマーサービスにご連絡ください」

「電子書籍は“販売”されるものではありません」

 アマゾンが、ニガード氏のアカウントにどのような問題を見つけ、閉鎖に踏み切ったのか、真相は藪の中である。それでもニガード事件は、ユーザーが電子書籍を購入したと思っていても、それは従来の物理的な書籍の購入とは、まったく意味合いが異なっているという事実を、改めて浮かび上がらせた。

 実は、アマゾンのキンドルストアをはじめとする多くの電子書籍サービスでは、コンテンツを販売しているのではなく、ユーザーが利用規約を遵守することを条件に、コンテンツを使用するライセンスを提供しているに過ぎない。ユーザーが利用規約に違反した際には、コンテンツ提供側はユーザーの電子書籍端末からコンテンツをいつでも削除できる。

 アマゾンジャパンの「AMAZON KINDLEストア利用規約」には、以下のようにある。

「Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません。」

 実際、こうしたコンテンツ提供側の権利が行使された事例は、ニガード事件だけではない。2009年7月、アマゾンは米国で、それまで販売していたジョージ・オーウェルの『1984』の電子書籍版を、ユーザーのキンドル端末から一斉に削除したことがあった。扱っていた出版社が、米国で『1984』の電子書籍版を販売する権利を持っていなかったことが発覚したための処置である。この騒動はユーザーとの裁判にまで発展し、同社のジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)は対応の不手際を認め、謝罪せざるを得なかった。

 アマゾンはこの騒動のあと、次の4つの条件下で、ユーザーのキンドルからコンテンツを削除する権利を持つことを、改めて示している。

1.ユーザーが削除、もしくは変更に同意した場合
2.ユーザーが代金の払い戻しを請求した場合、もしくは、代金を支払えなかった場合
3.司法当局、もしくは規制当局が削除、もしくは変更を要求した場合
4.削除や変更が、消費者、もしくは、端末やネットワークの運営を保護する上で合理的に不可欠な場合

 いずれにしても、ユーザーが買ったと思っているコンテンツは、購入後もアマゾンの管理下に置かれている。その状況は、購入後は読者が所有できた物理的な書籍とは、根本的に異なっている。

音楽は既に「DRMフリー」に

 本と読者の関係が、常にコンテンツ提供側に監視されている状況は、アマゾンのキンドルのみならず多くの電子書籍サービスでも同様だ。そこでは、「DRM(デジタル著作権管理)」と呼ばれる技術を使い、コンテンツと端末が閉じたシステムの中で管理されている。そのため、例えば、キンドルストアで購入した電子書籍は、キンドル端末のほか、スマートフォンやタブレット、パソコン向けにアマゾンが提供している「Kindleアプリ」以外では読むことはできない。

 こうしたシステムの閉鎖性は、サービス提供者側に大きな先行者利益をもたらしてきた。

 例えば、アップルの音楽配信サービス「iチューンズ ストア」の成功はその代表例で、アマゾンのキンドルがそれに続こうとしている。2012年初頭、英国では3人に1が電子書籍端末を所有し、そのうち約4割をキンドルが占めていた。

 その一方で、こうしたサービスの閉鎖性に対しては、消費者保護の観点から疑問を呈する声もある。2009年に「オーウェル事件」が発生した後、ノルウェー消費者委員会は、アマゾンのキンドルストアとキンドル端末の閉鎖性を「強過ぎる絆」として批判し、同国の消費者保護法に違反する可能性があると指摘した。ノルウェー消費者委員会は2006年には、米アップルのiチューンズに対しても、同様の批判をしたことでも知られている。

 アップルは結果的に2009年から、米国で楽曲のすべてをDRMフリー(無し)で提供し始め、今年2月からは日本でもDRMフリーで配信している。興味深いことに、DRMフリーの音楽配信に大手ネット企業でいち早く乗り出したのは、アマゾンだった。音楽配信で後手に回ったアマゾンは2007年、DRMフリーの「Amazon MP3」を立ち上げ、アップル追撃を狙ったのである。

読書や勉強のあり方にも影響

 消費者保護の観点と市場での激しい競争から、音楽配信で起きたようなDRMフリーへの流れが、電子書籍でもやがて起きてくる可能性もある。だが、現時点ではDRMフリーに向けた目立った動きはなく、インディーズ系作家の電子書籍をDRMフリーでセット売りする米ハンブルバンドルのようなサービスが、注目を集めつつある程度だ。

 いち早くニガード氏と接触して電子書籍のDRMについて問題提起をした英コンサルタントのサイモン・フィップス氏は、次のように警鐘を鳴らす。

「電子書籍はとても便利だが、“ニガード事件”はその深刻な問題点を明らかにした。それは、私たちは書籍を購入した後でさえも、コンテンツにアクセスするには継続的に企業に許可をもらい続けなければならないということだ。これは、物理的な本の時代にはありえなかったことで、読書や学習のあり方に本質的な変化をもたらす可能性がある」

 電子書籍は、確かに便利だ。ユーザーは、いつでも瞬時にコンテンツが手に入り、重たい本を持ち歩かなくてもすむ。その一方で、音楽配信のようにDRMフリーにならない限り、電子書籍のサービスは閉鎖的なものであり続ける。古くて新しいデジタルコンテンツのDRM問題は、今後、電子書籍に様々な課題を投げかけそうだ。



カタツムリ(ナメクジ)の酔死

「スプートニク」から記事の一部を転載。
ナメクジよりも、カタツムリ(沖縄ではアフリカマイマイ)が私の家の庭では問題なので、やってみようかなと思う。まあ、連中の死骸が浮かんだボールを見るのを想像するのも嫌だが、放っておくわけにもいかないのである。
連中も水死ならぬ「酔死」で一生を終えるなら悪い死に方ではないだろう。「吾輩は猫である」の猫の死に方だ。

(以下引用)

段ボールからプラスチックフォークまで:ガーデニングで活用できる裏技まとめ

ナメクジ対策はビール

ナメクジは、庭に忍び込み植物を食い散らかす厄介者です。ビール好きであろうとそうでなくても、ボウルにビールを注いでナメクジを撃退しましょう。

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ビール入りのボウルを庭に置き、一晩置きます。朝になると、ビールの中にナメクジが浮いており、庭を守ることができます。

「布団をはみ出す足は寒さに罰される」

Stretch your legs according to your coverlet

という諺の趣旨はなかなか有益な教えだと思うが、表現があまり面白くない。そこで、タイトルのように訳してみた。
「自分の布団に合わせて足は伸ばせ」
つまり、自分の能力や身分相応に行動しろ、という教えだが、もっといい表現がありそうな気がするわけだ。
もちろん、「運命の女神は勇者に味方する」というように、当たって砕けろ式の格言もあるが、たいていの若者は自分の力量を自分で測れずに失敗する。
給料の半分くらいを高級車のローンに当てるという若者はいずれ強盗でもするしかなくなるのである。
そういう意味では「財布と相談して買い物はしろ」という直截な表現もいいのではないか。
反対方向から「貧乏人に王冠は不要」というような諺も可能だろう。
「身の丈に合わせて服は買え」だと当たり前すぎるが、この場合の「身の丈」は能力や身分を意味している。