海老天の尻尾は食うべきか
まあ、この手のアンケートなど信頼には値しないが、「食べる」派が優勢ということくらいは信じてもいいかもしれない。ただし、そこに県民性が現れているとまで言うには調査の母数が少なすぎるだろう。
エビフライの尻尾「食べる/食べない」に地域差あり!? 東京・愛知・大阪比較すると...
お弁当や定食に付いている「エビフライ」は、子どもから大人まで幅広い世代に愛される一品だ。
トンカツやチキンカツ、白身魚フライなどの揚げ物と違うのは、しっぽが付いていること。しっぽを食べるか食べないか、人によって意見の分かれるところだろう。
そこでJタウン研究所は約2週間にわたって、「エビフライの尻尾、食べる?食べない?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数763票、2017年3月17日~3月30日)。はたして、その結果は――。
「県民熱愛グルメ」となっているアノ県では...?
アンケートの結果は、食べる派が512票(67.1%)、食べない派が251票(32.9%)で、およそ3人に2人が食べていることが分かった。下の円グラフにまとめている。
都道府県別に集計したら、どうなるのだろうか。食べる派と食べない派、どちらが多数を占めたかで色分けすると、上の日本地図となった。
食べる派が多い都道府県は、北から南まで各地に広がっている。近畿、東海地方では特に、その割合が高くなっている。静岡県(100%)、滋賀県(100%)、京都府(87.5%)、大阪府(87.5%)...。2016年9月1日放送の「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)で、「県民熱愛グルメ」としてエビフライを取り上げられていた愛知県でも、88.9%と高かった。
岡山県は、食べる派が66.7%で多数を占めたが、広島県には、わずか14.3%しかいなかった。隣どうしなのに、この差は一体、何なのだろうか。
他にも栃木県、石川県、愛媛県では、食べる派が少なかった。栃木県と愛媛県は元々、投票数が3票だったので、あまり参考になりそうにはない。ただ石川県では、投票数12票のうち、食べる派が3票しかなかった。石川県には、エビフライのしっぽを毛嫌いする何かがあるのか。今後も引き続き注視していきたい。