ずっと前に、車に（だったと思う）カッターナイフを入れていた漫画家が逮捕された事件があったが、漫画家ならカッターナイフを仕事で使うという「正当な理由」があるにも関わらず逮捕されたわけである。まあ、あれは「デスノート」という作品が社会秩序維持の上で問題がある、と思った警察上層部が「はめた」のだと私は思っている。
この場合も、車中泊をしている不審な男を逮捕するのが目的で、理由は何でも良かったのだろう。車の中にドライバーがあることなどいくらでも「正当な理由」はあるに決まっている。車が故障した時、ドライバーが役に立つ可能性があると思って車に入れておくのは誰でもやるだろう。
私は、車が暴走族に襲われた時のために、できればバールのようなものを運転席の傍に置いておきたいくらいだが、小心者なのでできないでいる。棒切れ一本でも「正当な理由なく」所持していれば、警察はいつでも逮捕できるのである。その理由が正当かどうかは警察が判断権を持っている。

「正当な理由なく」マイナスドライバーを所持していた男を逮捕

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2019年11月7日 19時4分

ざっくり言うと

• 石川県金沢市で6日、マイナスドライバーを所持していた男が逮捕された
• 駐車場にて車中で寝ていた男を職務質問した警察が、トランクを調べて発見
• 正当な理由なく所持していると、「ピッキングの道具」とみなされるという