まあ、ゲーム会社がカネを出して書かせた記事かもしれないが、ゲームが頭脳を鍛えるのは事実だろう。つまり、「問題の、最短距離(時間)での合理的解決」というのがゲーム必勝法なのだから、それはテストにも対応できる思考である。これは、昔の子供の遊びとはまったく性質の違うものだ。昔の遊びは「遊ぶ時間が長ければ長いほどいい」というものだろう。「隠れん坊」など、隠れた者が最短時間で全員見つかれば面白くも何ともないし、問題解決の糸口も無いから頭脳を使わない。単に、隠れている者の「いつ見つかるか」というスリルだけである。
囲碁や将棋などの「頭の使い方」も、あまり学校の勉強への応用性は無いと思う。ゲームは、複雑な状況の中から問題解決の糸口を自分で探すのである。これは囲碁や将棋のように「定石を覚える」思考法とはまったく異なるものだ。そして、すべての学習への応用性がある。
寺田寅彦などが現代に生きていたら「ゲーム推奨論」を言いそうである。
なお、電子ゲームは老人の暇つぶしと頭の体操(頭脳老化防止)に最適であるので、養老院では「お遊戯」をさせるより電子ゲーム機を与えるべきである。
(以下引用)
現役東大生が「小学生の頃によくした遊び」…1位は「ゲーム」 テレビも平日「毎日2時間程度見ていた」が最多
現役東大生が小学生の頃にした遊びは、やっぱり「ゲーム」でした ※画像はイメージです(taniho/stock.adobe.com)
現役東大生は子どものころに、どんな遊びをしていたのでしょうか。現役東大生220人に聞いたところ、小学生の頃(受験期を除く)によくした遊びは「パソコン、携帯、テレビなどのゲーム」「スポーツ」「外遊び」などが挙げられました。また、平日にパソコン、携帯、テレビゲームで遊んでいた時間は「1日1時間程度」という回答が最も多かったそうです。 【グラフ】現役東大生に聞いた…「小学生の頃によくした遊びは?」(調査結果を見る) イノベーションシステム株式会社が運営する「ひまわり教育研究センター」が「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間についてのアンケート調査」として2022年2月に実施した調査で、現役東大生の男子106人、女子101人、性別について回答しなかった13人から回答を得たといいます。 はじめに、「小学生の頃(受験期を除く)によくした遊びは何ですか」と聞いたところ、「パソコン、携帯、テレビなどのゲーム」(37.3%)が最も多い結果となりました。次いで、「スポーツ」(34.1%)、「外遊び」(32.7%)、「オセロ、将棋」(26.8%)、「トランプ」(25.0%)、「ブロック(レゴ、K-NEX 、LaQなどを含む)」(24.1%)などが挙げられたそうです。 次に、「小学生の頃(受験期を除く)、休日にどこに出かけるのが好きでしたか」と聞いたところ、「公園」(42.7%)が最多回答でした。次いで、「科学館や博物館、美術館」(31.8%)、「遊園地やプール」(29.6%)、「山登りや海川、BBQなどの自然体験」(29.1%)、「デパート、ショッピングモールなど商業施設」(26.8%)といった回答が続きました。 続いて、「小学生の頃(受験期を除く)、平日にテレビはどれくらい見ていましたか」と聞いたところ、「毎日2時間程度」(23.6%)、「毎日1時間程度」(16.8%)、「毎日3時間程度」(15.9%)、「毎日3時間以上」(13.6%)と続きました。一方、「自宅にテレビはあったが見ていない」(5.0%)、「自宅にテレビはなかった」(3.6%)という回答もあったそうです。 最後に、「小学生の頃(受験期を除く)、平日にパソコン、携帯、テレビゲームをどれくらい遊んでいましたか」と聞いたところ、「1日1時間程度」(24.1%)、「1日2時間程度」(14.6%)、「1日2時間程度」(13.2%)、「無制限に遊んでいた」(10.9%)、「1日3時間以上」(9.1%)と続いた一方で、「遊んでいない」と回答した現役東大生は10.9%だったそうです。 ◇ ◇ 調査結果を踏まえて同センターは、「現在子育て中の保護者の方は、東大に入るような学力の高い子供たちは小学生の頃、テレビやゲームなどの娯楽はあまりしていないのではないかと思っておられたかもしれません。しかし、様々な遊びを楽しむ時間を過ごすことで、ゲームやテレビなどのデジタル機器の遊びともよい距離感で付き合えたのではないかと思われます」と説明。「小学生がテレビやゲームなどのデジタル機器の遊びと上手に付き合うためには、テレビやゲーム以外の遊びを家族や友人と楽しむ時間を持つことが大切であるということが判明しました。さらに、テレビやゲームは、ある程度の時間内で楽しみ、かつきちんと学習を重ねれば、学力を高める上で問題はないこともわかりました」と述べています。