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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

田舎の生活と都会の生活

毎月20万円の収入というのは、私から見ると凄い高収入だが、その20万円でも「生きてゆくだけで精一杯だ」というのはなぜか。

1)おそらく、東京で生活している。
2)家賃に収入の3分の1くらいを費やしている。
3)働きに行くための交通費や衣服費などにかなりの出費がある。
4)収入の4分の1くらいは税金や健康保険などで最初から抜かれている。(これは「手取り」には入っていないかもしれない。)

そう考えると、残るカネは6万円くらいではないか。そこから光熱費や電信(通信)費、消耗品代などが出ていくと、食費は3万円を切るだろう。つまり、一日の食費が1000円弱である。三食食えば、一食分は300円だ。これは生きてゆくだけで精一杯だと言って当たり前だろう。
現代では、都会に住むメリットは上級国民にしか与えられないもので、貧しい若者が都会で住むこと自体が「身の程知らず」だと言っていい。ただし、田舎で仕事があるかどうかはまた別の問題だ。



(以下引用)




ウン十年前、僕はガソリンスタンドでバイトしながら、大学に通っていた。そのバイトの給料が20万円を超えた時、心から嬉しかった。けれど今の働き盛りの人の手取りが22.23万円ぐらいが普通だよというのを知って、この国の進んでいる方向の間違いを確信した。その給料では生きてゆくだけで精一杯だ。

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