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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

化粧品や薬は生活必需品か

化粧品(シャンプーや歯磨き含む)をすべて捨てた女性の体験記の一部である。
おふざけ文体がややウザイが、女性が化粧品をすべて捨てるのは勇気が要るだろう。その点では(実験精神と実行力が)偉い。
結論としては、化粧品も薬(足の爪関係)も使わない生活は、慣れるまで(かなり時間がかかる。)は大変だが慣れたら快適であるらしい。
なお、筆者は他の部分で「歯磨き粉」と書いているが、今どき粉の歯磨きは存在しないだろう。しかし、「歯磨き」では「物」ではなく「行動」に聞こえる。まあ、「玉子焼き」に「玉子焼き」という料理と、「玉子を焼く専用のフライパン的な道具」の意味があるようなものだ。後者は知らない人も多いのではないか。多分「だし巻き卵」を作るのに主に用いるかと思う。
「歯磨き」に関しては、「歯磨き粉」より、私は「歯磨き剤」と言うのはどうかな、と思うが、あまりそういう言い方は聞かない。

(以下引用)

体も頭も「湯」で洗う

まず、シャンプーおよびリンスをやめた。ボディーソープもやめた。

と言うと、え、体も頭も洗わないの? と驚かれることがままあるが、そうではない。「湯」で洗うことにしたのである。理屈としては、基礎化粧品をやめたことの延長ですね。

余分なものを塗らなければ取る必要もなしという貴重な教訓を私は身をもって得たわけで、ならば髪に関しても、いわゆる整髪料を使うことをやめれば湯で洗えば十分ではと考えたのだ。リンスはそもそも髪に何かをつける行為だから、当然それも不要。

ボディーソープも同じ考え方である。体に化粧をするわけじゃなし、さすれば薬剤でゴシゴシ取らねばならぬ何ものもなし。タオルでそっとこする程度で十二分ではないか。

で、ご想像のとおり、いずれもまったくどうということなく今に至る。

……いや正確に言えば、髪に関しては、最初のうちはどうも、洗えども洗えども頭が痒いような気がした。初めてのチャレンジゆえ多少うろたえて、すでにこの方法を実践していた友人に相談すると「慣れれば痒くなくなる」と、精神論のようなことを言う。

でもよく聞くとそうではなくて、痒くなるのは長年シャンプーを使った影響で油を取りすぎて皮脂の分泌が過剰になっているからであり、シャンプーを使わなければそのうち脂が出なくなるとのことなのであった。

実は痒みに負けて数回に一度はシャンプーを使っていたことを告白すると、「それがダメなんだよ! せっかく出なくなった皮脂がまた出てくるでしょ」と諭された。

正直、半信半疑だったが、別に急ぐ話でもない。

助言どおりじっと痒みに耐えていると、数カ月後にはそんな悩みがあったことすらいつの間にやら忘れていた。つまりは、確かに痒みなど感じなくなったのだ。

ほほうと図に乗って、毎日髪を洗うこともやめてみた。夏は大量の汗をかくのでそうもいかないが、近頃では冬は3、4日に一度。何しろこのところ、洗って何日経とうが痒くもなんともない。我が皮脂はそこまで進化したらしい。

彼女の助言はまったく正しかったと言わざるをえない。疑ったりして申し訳ないことであった。今や私が身をもって断言いたします。あなたの頭が痒くなるのはせっせと洗いすぎているからかもしれません!

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