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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

どちらに決断しても大差ない、という哲学


ホリエモンを嫌いな人は多いだろうし、私も嫌いだが、ここで彼が言っていることの中には有益なものもある。

「その日のうちに決断しておく」
「決断がどちらでも大差はない」
という2点だ。

実際、世の中の人は、どちらでもいいような問題で延々と悩んでいる例が多いのではないか。それがビジネスであろうと、たとえば、仕事をA社に任せるかB社に任せるか、実はどちらでも大差はない、ということになると思う。どちらもプロの商売人である以上、仕事の中身に大差は無いと見るのが正しいだろう。それを、少しでもこちらが利を得ようと欲張るから、AにしようかBにしようか、悩むことになる。
極端な話をすれば、結婚相手がAだろうがBだろうが、こちらの人間性がまともなら、どちらと結婚しても幸福になれるはずで、どちらにしようかと迷うということは、その両者とも同じ程度に優れているということだ。
ところが恋愛神話にとりつかれた人間は、「この人でないとダメだ」と思い込んで事態をどんどん悪化させていく。たいてい、こちらが惚れるほど相手はこちらに惚れてはいないものであるwww



「『プレッシャーで寝られない』が、僕には理解できない」

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堀江さんの場合、睡眠時間確保の秘訣は「余計なことに時間を使わない」という点にあるようです。しかし、それだけで快適な睡眠が保証されるものなのでしょうか。堀江さんに「プレッシャーで寝つけないことや、仕事のことが気になって寝られないことはありませんか」と尋ねてみたところ、意外な返事が。

 

「そういうことって、普通の人にはあるんですか? ベッドに入って、何を考えるんですか? 何か気になることがあって寝つけないというのが、僕にはわかりませんね

 

さらに聞いていくと、眠りの本質に関わるようなヒントが浮かび上がってきました。

 

「僕は、その日の課題はその日のうちにすべて解決しちゃうんです。悩まないんですよ。だって、決断すれば済む話ですから、悩む必要がないじゃないですか。AかBかで悩んでないで、まずは決めてしまえばいいわけで、『じゃあ、とりあえずAでいくか』と決めてから、僕は寝ますね」

 

AでもBでも、実はそんなに大した差はない、と堀江さん。それよりも、何も考えずに気持ちよく寝たほうがよっぽどいいと語ります。

 

「一日全力で活動していれば、肉体的に疲れて、どうしても眠くなりますよね。僕は寝つきがよく、眠れないということはほとんどありません。これは、昼間に全力で活動してることの表れだと思いますよ」

 

誰でも、悩みやストレスを抱えたまま寝たくないもの。堀江さんの場合、『失敗したな』と思ったら、お酒を飲んで、その日のうちにストレス発散して寝ちゃうそう。

 

「夜飲んで、LINEで暴言をブァーって吐いて、誰かにストレスをぶつけてから寝るわけです。で、翌朝、見返してみて、『ああ、悪いことしたなあ』と思って『ゴメンね』って言うと、『もうわかってるから』って返される。周りの人には、いい迷惑だと思いますけど(笑)」

 

昼間の活動中に眠気を持ち込みたくないから、睡眠時間をしっかりと確保するのが、堀江さんの流儀。反対に、昼間の活動のストレスや悩みといったモヤモヤしたものを眠りに持ち込まないことも、堀江さんのルールのようです。

最近、堀江さんが削った“必要ない”ものとは…

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しかし、堀江さんのやり方をそのまま真似できるかというと、ちょっと難しそう。堀江さんの時間の使い方の核心に迫ってみました。

 

「『Time is Money』という言葉がありますが、それは違うと思うんです。お金は増やすことができますが、時間は増やすことはできません。その意味で、時間こそまさしく有限のリソースで、『命そのもの』だと思ってます。だから、『Time is Money』ではなくて、『Time is Life』が正しいんです。『命そのもの』である限られた時間の中で、僕のやりたいことを実現するには、時間あたりの作業効率と判断のスピードを上げていくしかない。そのためには、目の前の一つ一つのものごとに最大限集中して取り組む、という方法しかないんですよね。僕は、仕事の質とはひとえに『集中力×時間』で決まるものだと思っています。このうち、時間は限られていて誰にも平等に与えられているわけですから、集中力の差が、結果的に仕事の質の差に表れるわけです」

 

「集中力」をいかに高めるかが、堀江さんの仕事術の核心にあったのですね。

 

「そのためには、ムダを徹底的に省く。僕は、2年くらい前からホテル住まいをしています。いま必要な持ちものといえば服くらい。家があるとどうしてもモノが増えちゃうんですよね。余計なものを削ることを考えたとき、『もう家もいらないかなあ』と思ったので、手放しました。そもそも、人間が定住をしたのは農耕生活を始めたからで、多くの現代人にとってそれは必要ないことなんです」

 

「集中するために、余計なことを削る」ことを突き詰めた堀江さんは、定住生活を捨てる代わりに機動力を手に入れ、仕事の質をさらに高めているようです。どこまでもムダを省くが、睡眠はしっかり取る。常識破りな堀江さんの活躍を支えているのは、実はとてもシンプルなルールでした。












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