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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

「自分を信じて~♪」www

漫画家あさりよしとおのツィートだが、私も同感である。自分自身に限らず、何かを信じた時点で非常に危険な状態だと思ったほうがいい。もちろん、戦争で戦う場合などは、そういう「狂信者」状態のほうが強い。これはディベートでも同じだ。この手の連中は「自分に都合がいいこと」しか認めず、「自分に都合が悪いこと」は無視するから、相手が理性的に「自分に都合が悪くても、それが事実なら認める」と、議論が非常に有利になる。橋下やひろゆきの議論はその類だろう。
「GS美神」の横島忠夫の「自分ほど信じられないものがあるか!」という叫びは、賢者の言葉である。ソクラテスも「汝自身を知れ」を生涯の課題としている。つまり、自分の心(精神)は自分でも正確には分からないものだ。それのどこを信じられるのか。
何かを信じるのではなく、その対象を森鴎外のように「当座の便宜として」利用するのが賢明だろう。つまり、「~であるかのように」振る舞うのである。もちろん、信じて裏切られたりひどい目に遭ったりするのも、人生の薬味として味わえる器量があれば、信じることは無駄ではない。

(以下引用)

『自分を信じている人間』というのは大変扱いにくい。 道理に外れている点を指摘しても聞く耳は持たず、それによって学ぶ事を放棄している自覚も無い。
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