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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

表現の自由は他者の意見の表現の自由も含むはず

下のふたつのツィートは別の理由で載せたもので関連は無い。
緒方貞子氏のこの姿勢は公的な立場に立ち、質疑応答を受ける機会のある人間は最初に覚えておくべき「処世テクニック」だろう。ただし、他のテクニック同様、多用されると悪用につながる可能性も大きい。
ぬまきち氏のツィートは、「行きすぎた性嫌悪は精神障害である」「行きすぎた性嫌悪は害である」という断言が凄い。問題は、誰にとっての害なのかだ。当人にとっての害だと言うのなら、まあ、そういう意見もあるだろう、で終わりだが、他者や社会にとっての害だ、という意味の発言だと、これはそれこそ差別発言であり、「過度な性表現に批判的な人間は精神障害であり社会の害悪だ」、という主張になる。表現の自由を振りかざして「セクシャルな表現の公開」を主張する人間が、他人の発言を精神障害者扱いして封殺するわけである。






  1. さんがリツイート

    「公共空間だから」は「だから、話し合いましょう。個々人の好悪を持ち寄って」であって、「公共空間だから、誰かがセクシャルと認定したら排除しましょう」じゃないんだよ。セクシャル=悪なんてものは、何のエビデンスもない、個人の「性嫌悪」であり、行きすぎた性嫌悪は精神障害で、害ですからね。

  2. さんがリツイート

    若い頃に緒方貞子さんのレクチャー聞いた際にすごい衝撃受けたのが、質疑応答の時間に「質問という体裁をとりながらごちゃごちゃと自分のアピールをしたい人の発言」に対してI don't know.って即答した後次の質問に移っていいってことである。現実の問題に取り組む上であれは大事な姿勢だ。







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