忍者ブログ

独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

母性愛と所有権

この記事には被害者安奈ちゃんの送迎の人のことが書かれていないが、まさか2歳児がひとりで保育園に通っていたわけではあるまい。送迎は普通母親がやると思うが、その母親は事故の時、どこにいて何をしていたのか。仮に、子供から目を放して知人の母親とお喋りなどしていたとしたら、被害者はむしろ車を運転していた女性だと言っていい。というのは、2歳児の大きさだと、角を曲がった直後の運転席からは死角になっていて見えないだろうからだ。
幼児を連れて外出した母親が、買い物や他の女性とのお喋りに夢中になっていて子供から完全に目を離している姿はよく見かける。そういう姿を見る度に、危ないなあ、と私は思ったものだ。

この事件の場合にはどういう状況か分からないが、女性の母性愛というのは、「自分が産んだもの」への所有権意識と不可分であり、「自分のもの」なのだからと、結構自分自身ではいい加減な扱い(たとえば、子供自身の意思を無視するなど)をすることが多い。それでいて、他人の手でその所有権が侵されると(嫁姑問題がその代表だが)極端に怒り狂うのである。


現場付近を調べる大分中央署員ら(画像を一部加工しています) © 大分合同新聞 現場付近を調べる大分中央署員ら(画像を一部加工しています)

 24日午前7時35分ごろ、大分市古国府の「こおりん保育園」につながる私道で、同市南太平寺、看護師矢野亜矢さん(41)の乗用車が登園中の同所、吉野杏奈ちゃん(2)と接触した。杏奈ちゃんはその場に倒れ、市内の病院に運ばれたが頭の骨を折るなど意識不明の重体。大分中央署は、矢野さんから話を聴くなどして原因を調べている。

 同署によると、私道は幅約4メートル。矢野さんは自分の子どもを送迎した後、駐車場から左折し、私道に出た直後だった。

 現場は、一軒家やアパートが立ち並ぶ閑静な住宅街。近隣住民の話では、保育園には毎朝、送迎する保護者の車や通園バスが出入りするという。





PR