私はへそ曲がりだからあえて言うが、こういう車椅子の人が入店するのに、他の客に迷惑をかけている場合、誰しも心の中ではうんざりしているのではないか。そして、この義母のように「歩けなくなってまで出てこなくてもいいのに」と思っているのではないか。

もちろん、それを口に出すかどうかはまったく別の問題であり、たとえば私は妊婦を見ると「醜いな」、と思うが、わざわざ口に出すことはない。妊婦を美しいと言う人間を見ると、偽善者め、と思うし、それを女性が言うとそのナルシシズムに吐き気がする。子供を胎内で育て、産む行為を尊敬はするが、その身体的外見まで「美しい」と表現するのは唾棄すべき偽善だと思う。その醜い姿に耐えている行為は崇高だと思うが、姿そのものは美しくはない。妊婦ヌードなど、最悪の写真である。

この義母は社会性に欠ける人間かもしれないが、正直そのものだと思う。私は「凄いな」とは思っても「この人嫌いだ」とはたぶん思わない。もちろん、交際しにくい人間だろうから、身近にはいたくないが、
なお、私は障害者自体を否定するものではまったくない。他人に、しなくてもいい迷惑をかけてまで障害者が自分がしたいことをする場合に、その行為を否定するだけである。それは「当然の権利」ではない。迷惑をかけられてもいいという人だけが協力するべきものであって、無関係な他人に迷惑をかけていいはずはない。それは健常者が他人に迷惑をかけてはいけないのと同じことだ。下の話の場合は、明らかに、無関係な他人に迷惑をかけているのであり、それをはっきり口にした義母は、或る意味偉いな、と思う。

そして、下の話の場合、義母が後に障害者になることによって「因果応報」みたいな話になっているが、それは義母がその和食店の障害者にどういう態度を取ったかとはまったく無関係な話である。自分自身が障害者になって、その義母が無関係な他人にはた迷惑な行為をしている（つまり、首尾一貫しない言動をしている）とは書かれていない。（「何かで大喧嘩になって」とあるが、その内容は分からないので、義母に原因があるのかどうかは分からない。要するに、この和食店の一件しか、義母の「冷酷さ」は書かれていないのである。）

（以下引用）

ゴミ「歩けなくなってまで出てこなくてもいいのに」 → この日にハッキリと「この人嫌いだ」と思った。