人間の行動原理「義」「利」「情」
まだ深くは考えていないが、「現代倫理学概論」の基本思想として、人間の行動を決定する原理は「義」「利」「情」の三要素だと仮定しようと思う。つまり、その三要素のどれかが突出すると
「論理の怪物」になり「エゴイズムの怪物」になり「感情の動物」になるわけだ。
昔からの倫理学は、「情」と「義」の融合を「徳義」としてきたわけで、徳というものの根底には他者への愛情や同情がある。ところが、徳義を優先すると、自分の損になる行動を選択する場合も出てくるわけで、「利」を人生の方針としている人間はしたがって徳義と無縁の怪物になるわけである。しかしまた、「義」は「正しい」ことであり、その正しさは倫理的な正しさだけでなく論理的な正しさというのもあり、後者(論理的正しさ)は利益追求のための武器でもある。
こうして「義」と「利」と「情」が入り混じったのが社会生活であり、それに処する個々人の行動である。
これが、「現代倫理学概論」の基本思想となるかなあ、と今のところ思っている。
「論理の怪物」になり「エゴイズムの怪物」になり「感情の動物」になるわけだ。
昔からの倫理学は、「情」と「義」の融合を「徳義」としてきたわけで、徳というものの根底には他者への愛情や同情がある。ところが、徳義を優先すると、自分の損になる行動を選択する場合も出てくるわけで、「利」を人生の方針としている人間はしたがって徳義と無縁の怪物になるわけである。しかしまた、「義」は「正しい」ことであり、その正しさは倫理的な正しさだけでなく論理的な正しさというのもあり、後者(論理的正しさ)は利益追求のための武器でもある。
こうして「義」と「利」と「情」が入り混じったのが社会生活であり、それに処する個々人の行動である。
これが、「現代倫理学概論」の基本思想となるかなあ、と今のところ思っている。
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