オーストラリアの下着ブランド<Bras N Things>のCMが「セクシーすぎる」という理由により、店頭でこの動画を使った宣伝が禁止された。
問題となった動画はこちら。
この動画をめぐって、オーストラリアの「The Advertising Standards Bureau(以下ASB)」という広告に対する苦情などを受け付け、企業へ指導をする団体(日本の「JARO」のような団体)へ多くの苦情が寄せられたそう。
苦情の内容は以下のようなものだった。
・「子供や家族が訪れるショッピングモールという公共の場にはふさわしくない」
・「わいせつ的で、子供にはふさわしくない。女性の品位を傷つけるものだ」
・「ただ下着の宣伝をするのではなく、わいせつ的、挑発的、そして思わせぶりにカメラを見ている。まるでアマチュアポルノのようだ」
・「軽蔑的で、みっともないディスプレイ」
さらに「ASB」も広告を「性的」だと判断。理由は「無声動画は通行人の目を奪う」こと、また「モデルは髪に触れ、思わせぶりな動きをしているため、性的に捉えられる」とコメント。
店側は直接クレームをほとんど受けていないこともあり、広告規制に違反しているとは考えていないが、今後は動画の代わりに写真を使用するとのこと。
これにはモデルのシモーン・ホルツネーゲルも黙っていなかった。Instagramに皮肉を交えながら彼女の意見をポスト。
ポルノという意味は『性器、または性的行為の不適切な表現や描写』です。このCMにはそういったものは一切ありません。私の体を性的なモノ扱いしないで。自尊心を持った、健康的な女性らしい体、また女性用商品の女性向け宣伝を不快に感じるなんて酷いわ。自分の体に自信を持っていることが『不適切』で『下品』だと言うことは、私たちに対する侮辱行為です。
私はこれまで通り、恐れずに自分らしく、曲線のあるこの体と自分の自信を大切にします。他の女性にも同じようにしてほしいと思います。これが"間違った"行動だと言うのなら、私は"正しい"ことをしたくありません。
シモーンの言う通り、"ポルノ"の定義には当てはまらないし、セクシー過ぎるとも思えない。文句を言った人の多くが女性だったらしいが、自信を持つ女性は、同性からの非難の的にもなりやすいよう。
シモーンにはめげずに、これからも彼女が正しいと思うことを貫き、自分らしくいてほしい。きっと世の中の女性の多くは彼女に共感していると思うから。