このブログ「独楽帳」は、文字通り私自身が「独りを楽しむ」意図で作ったブログだが、読み手がいるなら、そういう奇特な人へのサービスもしたいとは思っている。まあ、読んで面白い記事や役に立つだろうという記事を書くだけのことだが、あるいは書かれた内容が気に障る人もいるだろう。特に、私はマルクス以前の「空想的社会主義」に賛同する者で、現代の各国の社会主義の影響でできた福祉制度の充実や維持を望む者なので、金儲け第一主義者には嫌われるかと思う。ここで書く内容の大半も、金が無くても友人が無くても自分自身の頭脳を相手にするだけで人生は楽しめるという思想で書かれているのである。
そういう「娯楽」のひとつが「学校の勉強ではない勉強」である。まあ「勉強」と言った時点で「勉め強いる」意味だから、楽しいはずはないのだが、何かを学ぶことや知ることは本来大きな利益であり娯楽でもあるわけだ。知った結果としての学歴などの利益ではなく、それが自分の頭の中身(私は「思考素」と言っている。つまり考える材料だ。)に有意義な断片を加えるという意味でのメリットだ。
で、これから時々書いていこうと思っているのが、私が持っている「ENGLISH PROVERVES EXPLAINED」という英書の中から私が面白く思った英語の諺をネタにした短い随筆である。
もちろん、私の英語の学力は中学生レベルなので、これは単なる娯楽であり、間違いも多いだろうという想定の下で読んでもらう必要はあるが、まあ、そういう娯楽もある、というだけのことだ。
カテゴリータイトルは「英語の諺の散歩道」である。
この一文は新ジャンルの案内だが、そのジャンルの趣旨を表す英語の諺とその解説を書いておく。訳はしない。まあ、群れていないと生きている気がしないという多くの人や「絆」という言葉の好きな人たちから嫌われそうな思想ではある。
A wise man is never less alone than when alone.
Wise people are resourceful and do not feel the lack of company when alone, because they can find plenty to do and plenty to think.
ただし、私自身が下の諺のロバであると認めないこともない。ロバのいななきは耐え難い騒音とされている。
Every ass likes to hear himself bray.(どんなロバも彼自身のいななきを好む)