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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

論理と創造性

私も若いころの一時期には小林秀雄の文章は論理的ではない、と批判していた(他の批判者の存在は知らなかった。)が、現在では、彼のその「詩的直観」こそが、時に論理を超える大きな価値があるのではないかと考えている。「論理とは直感で得た答えを他人や自分自身に説明し、論証するだけの道具でしかなく、大事なのは直感だ」ということだ。計算を続けていけば正解に至るというのは、最初から正解がある数学や算数の話であって、そこに創造性は無い。

(以下引用)

古くは坂口安吾、最近だと丸谷才一がはっきりと小林秀雄の非論理性を指摘していますね。タモリさんの世代には(私も)特に入試現代文の超頻出出典でしたから、余計マイナスイメージがあるでしょうね。 実際、グダグダ持って回った末に最後の一行で力技で断定するのが芸ですから。
引用ツイート
町山智浩
@TomoMachi
·
1983年に小林秀雄が死んだ時、賛美の嵐のなか、タモリさんは彼をはっきり否定した。小林は「論理的ではないかもしれないが自分が○○だと感じたから○○だ」とゴーマンかます評論家で、その言い方で太平洋戦争も肯定したのだが、そこをタモリさんは痛烈に批判した。ものすごくカッコよかった。 twitter.com/ysmkwa/status/…
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