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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

美はスポーツの採点基準とすべきではない

美の基準が世界的に欧米にあるのなら、美を競う競技で欧米基準から外れる選手(アジア人やアフリカ人など。アフリカ人は顔はともかく体型的にはまだマシである。)はそもそもそのスポーツをやる資格が無いのではないか。欧米基準ではない美を認めろ、と言うのなら、どのようなのを美とすればいいのか。胴長短足のデブこそ美である、としたなら、誰がそんな競技を見るのか。顔にしても、鼻ぺちゃで河豚のような顔を美であると世界に承認させるのか。
もともと、美をスポーツの採点対象とすること自体が無理なのである。





平昌でも露呈、欧米えこひいきの冬季五輪採点

平昌冬季五輪、フィギュアスケート女子シングル・フリースケーティング(FS)の演技に臨む宮原知子(2018年2月23日撮影)。 © AFP/Mladen ANTONOV〔AFPBB News〕 平昌冬季五輪、フィギュアスケート女子シングル・フリースケーティング(FS)の演技に臨む宮原知子(2018年2月23日撮影)。

 「バンブーシーリング」――。グラスシーリング(ガラスの天井)ならぬ、その名の通り、「竹の天井」(バンブー、すなわち竹はアジアを象徴しているという)といわれている。

(文中敬称略)

 米国や欧州などでアジア系の人間が上に登りつめようとすると、その“見えない”竹の天井で、成功や出世の道が閉ざされたり、バッシングやハラスメントを受けたりすることをいう。

 「世界の平和・平等・公平」を謳うオリンピックも、例外ではない。

貴族のスポーツ

 アルプスの最高峰モンブランの麓にある高級リゾート地、シャモニー・モンブラン(フランス)で約100年前に開かれた冬の祭典を発祥とする冬季オリンピック。

 特にヨーロッパの「貴族のスポーツ」の祭典として始まった冬のオリンピックには、この見えない「バンブーシーリング」が立ちはだかってきた。

 貴族のスポーツゆえ、とにかく、このウインタースポーツにはお金がかかる。資金面の上でも、贅沢なスポーツで、世界でも一部の人間しかできないスポーツばかりが集められている世界的に超リッチな競技大会だからだ。

 中でも、ヨーロッパの「美」の基準が色濃く残るフィギュアスケートでは象徴的だ。冬季オリンピックだけでなく、世界選手権でも長年、ロシアや米国が牛耳ってきた。






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