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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

アホ広告(有害広告)はその都度叩き潰すべし


まあ、これは抗議した方が正しいだろう。「老人力」を真似て、マイナス価値なはずの「無防備」をプラス価値風に「無防備力」としたのもダサいし、いまだに「女子力」などという「死語候補語」を使っているのもダサいが、それ以上に、幼児の無防備を「女子力」と結びつけた思考経路がアホすぎる。アホなだけでなく、抗議者たちが考えるように、社会的に有害である。
商業広告を作る連中というのは、本当にアホが多い。非常識なもの、物議を醸すもののほうが注目を浴びるからいいというヤクザ思想だから、実に不快な広告が氾濫することになる。
こういうものはその都度抗議し、頭を叩くしかない。




 「無防備力も、女子力なんだと 思います。」。幼い女の子の写真に、そんなコピーが書かれた西日本鉄道(福岡市)の中づり広告についてSNS上で批判の声があがり、西鉄は15日、この広告を撤去した。識者の一人は「ありえない文言」として、西鉄側に撤去を求めていた。

撤去された、西日本鉄道の中づり広告(西日本鉄道提供) © 朝日新聞 撤去された、西日本鉄道の中づり広告(西日本鉄道提供)

 西鉄によると、広告は、前身企業の設立から110年になるのを記念して作った、144枚のうちの1枚。5月25日から記念のラッピング電車内で使っていた。西鉄広報課は「幼い頃の自分のように、肩に力の入っていない、無邪気で飾らない姿が本当の自分らしさかもしれない、とのコンセプトだった。それが伝わらず、批判の声もあり、撤去を決めた」と説明する。

 SNS上では、「マズイのでは…(痛ましい事件が続いていますし)」「普段は女性の性犯罪被害について被害者側に過剰なほど自衛を求めるくせに」「女性がどれだけ被害を受けているかその現実に目も向けず、自衛を迫りながら、その自衛を持たない努力をしろという文脈にしかならない」といった批判が相次いでいた。

 広告の撤去を求めていた福岡女子大学(福岡市)の和栗百恵准教授は「女は無防備であることに価値があると読める。幼い女の子が犠牲になる事件があり、性被害に遭った女性が声を上げる中、ありえない文言だ」としている。(山下知子)

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