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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

タンパク質の分類と機能

何となく、「そもそもタンパク質とは何か」という疑問が頭に浮かんで調べたのだが、もちろん、有機化合物の「お勉強」は難しくて理解できない。だが、その中でも「タンパク質はそれぞれに役割がある」というのは何となく分かるようで面白く思った。「タンパク質の変性」は健康知識としても有益だろう。

(以下引用)




生体内でタンパク質は種々の物質と結合し、複合タンパク質として存在する場合が多い。タンパク質は生体内でたくさんの機能を発揮している。タンパク質の機能はその高次構造(2~4次構造)と密接に関連している。
タンパク質の機能
分類 機能
 1) 酵素
 2) 酵素阻害剤
 3) 情報タンパク質
 4) ホルモン
 5) 輸送タンパク質
 6) 防御タンパク質
 7) 運動タンパク質
 8) 毒タンパク質
 9) 貯蔵タンパク質
10)構造タンパク質
触媒作用
酵素作用を阻害
細胞内情報伝達
細胞間情報伝達
物質輸送
生体防御
細胞の運動性
細胞毒
貯蔵栄養
細胞や細胞間の構築
トリプシン、乳酸脱水素酵素
マクログロブリン、トリプシンインヒビター
ホルモン受容体
インシュリン、成長ホルモン
ヘモグロビン、リポタンパク質
免役グロブリン、フィブリノーゲン
アクチン、ミオシン
蛇毒タンパク質、リシン
グリシニン、カゼイン
コラーゲン、膜タンパク質、ウィルス殻タンパク質
ある種のタンパク質は,機能の発現のために,アミノ酸以外の分子を必要とする。これらを複合タンパク質という。
タンパク質
複合タンパク質
非アミノ酸成分
核タンパク質 核酸 ヒストン、プロタミン
リポタンパク質 脂質 血清リポタンパク質
糖タンパク質 糖質 グリコホリン、免役グロブリン
色素タンパク質 色素(ヘムなど) シトクローム、ヘモグロビン
金属タンパク質 金属イオン トランスフェリン、フェリチン,メタロプロテアーゼ
タンパク質は、加熱、極端なpH、強い攪拌、高濃度の塩や尿素、還元剤、強い光などで高次構造を支える結合が切れ、溶解度が低下したり固有の機能(活性)の低下・消失(失活 deactivation)が起こる。これを変性(denaturation)という。
弱く加熱

冷却
強く加熱
生の(native)タンパク質
[活性100%]
部分変性状態
[低活性]
完全変性状態
[不活性]
[タンパク質の変性]
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