「与信」とは何か
新聞の経済瀾などで見る言葉だが、いつ頃から使われ始めた言葉だろうか。昔は単純に「信用取引」と言わなかったか。それを恩着せがましく「与信」と言うようになったのは金融界の誘導によるもののように思う。
ちなみに、英語ではcreditで、単に「信用」の意味である。
ちなみに、英語ではcreditで、単に「信用」の意味である。
与信
読み方: | よしん |
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分類: | 与信 |
与信は、国語辞書では「信用を供与すること」を意味します。これは、金融業界においては、金融機関や消費者金融会社の融資や融資枠、支払承諾(保証)等の供与、クレジットカード会社の利用可能枠(ショッピング枠、キャッシング枠)の供与などをいいます。
また、与信は、日々の商取引(ビジネス)を効率的に行うために、企業間における与信取引でも取引先(顧客)に供与されます。
与信の審査と管理
与信は、申込時の審査だけでなく、供与後のモニタリングや見直しなどの管理も非常に重要です。また、与信にあたっては、返済能力や返済原資、返済資質、返済担保などがチェックされます。
例えば、融資の申込みの際には、厳格な審査が行われ、資金使途や返済計画、保全面(担保、保証)、過去の信用情報などがチェックされ、所定の基準に合致した場合に融資が実行されることになります。
与信に関する基本用語
与信に関する基本用語として、以下のようなものがあります。
|与信取引|
取引先(顧客)に信用を供与することで、商品や製品を納品した後に、またはサービスを提供した後に代金を受領する取引をいう。
|与信限度額|
「与信枠」とも呼ばれ、取引先(顧客)に対して設定する与信の限度額(リミット)のことをいう。
|与信管理|
取引先(顧客)の与信の状況を日常的に管理することをいう。
|与信ダンピング|
与信基準を大幅に引き下げることで、より多くの与信を行うことをいう。
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