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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

リウマチという病気

ふと、「リウマチ」とはどんな病気か気になったので調べてみた。何より、言葉が奇妙であり、語源が何かも気になるが、それはまだ調べていない。たしか「ロイマチス」という言葉もあった気がする。

ウィキペディアでは次のように書かれている。「リューマチ」は英語の「リューマチズム」から来たようで、ドイツ語の「ロイマチス」も「リューマチ」のことのようだが、英語の「ロイマチス」は拒否権の意味のようで、誤解しやすい。なお、「リウ」は「リュー」の文語表記。

リウマチリューマチリュウマチrheumatism から)、ロイマチスRheumatismus から)、風湿病(中医学・中国伝統医学)。



(以下引用)

関節リウマチ

概要

関節リウマチとは免疫の異常によって関節で炎症が起き、腫れや激しい痛みが生じ、軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、関節としての機能が失われる病気。関節の内側を包んでいる滑膜が炎症を起こし、慢性化すると滑膜が増殖して周囲の組織を破壊する。患者数は全国で70~80万人いると推定され、女性に多く、発症する年齢は30代~50代がピークである。最初は手や足の指の関節が対称性に腫れ、朝にこわばるようになる。発熱やだるさ、食欲の低下など全身の症状が現れることもある。かつては緩徐に進行する病気と考えられ、治療薬も限られたものであったが、近年は生物学的製剤などの開発が進み、早期から十分な治療により関節の機能やQOLの改善につながることが示されている。

原因

関節リウマチは、免疫の異常により起こると考えられている。免疫は通常、外から体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体を攻撃して、体の外に追い出すシステムであるが、関節リウマチでは、その免疫に異常が生じて自分自身の細胞や体を攻撃するようになり、関節内の炎症を引き起こしている。 本来は関節液を作り、関節の機能を支える滑膜に炎症が起こり、炎症が長期化すると関節の破壊につながる。 その結果、関節の隣り合う骨が癒合して固まってしまったり、関節構造のゆるみにより脱臼して機能が損なわれたりする場合もある。手や足の指など小さい関節に発症する場合が多いが、経過が長くなると膝・肩・股関節などの大きな関節に炎症が波及することも少なくない。免疫がなぜ異常を起こすのか原因については現在のところ完全にはわかっていないが、遺伝的要因や喫煙習慣、歯周病との関連が指摘されている。

症状

初期は左右対称に手足の指の関節が腫れ、朝方にこわばりを感じるようになる。時間の経過とともに関節破壊が起こると、小さな関節であっても生活に大きく支障を来すことになる。また患者によっては膝関節や股関節など下肢の大関節も侵されることがあり、歩行が著しく困難になってくることもある。さらに、頸椎に炎症が波及すると、脊髄が圧迫されることによる症状(手足のまひや脱力)が起こり、緊急手術を要する事態になることもある。こうした関節の症状のほか、免疫の異常によるさまざまな全身症状(発熱・倦怠感・食欲不振・貧血など)を伴うことがある。特に、間質性肺炎は呼吸機能を低下させQOLや生命予後に大きな影響を及ぼす重大な合併症であり、感染症や薬剤の影響で悪化することもある。また血管炎を合併することもあり、皮膚の潰瘍や末梢神経の障害、目の炎症など多彩な症状を呈する。

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