「擦る」の意味とは
最近、twitter上などで「擦る」という言葉を頻繁に見かけるようになり、なかばネットミーム化しつつあるように見える。
何度も同じ話題・同じネタを繰り返すというような意味だが、主に作品語り・オタク語りをする層が使いはじめているのだ。
ついつい何度も作品の話をしてしまうというようなニュアンスで使われたり、あるいはよく話題にされていることを表現して「擦られている」と使われたりする。
(このような用法は以前から存在していたが、最近になって急激に広まったらしい)
用法
用法について追記。
「体感でプラスのイメージで使われることが多い」と書いたが、利用例は幅広い。
プラスイメージの用法としては
・「このシーン一生擦る」「一生擦るくらい好き」など
・「また擦られてる(笑)」「このシーン擦られすぎやろw」「擦りすぎて草」みたいな「みんな好きやな」系
のようなものがある。
一方、マイナスイメージの用法としては
・「擦られすぎてウザイ、つまんね」「またこれかよ、擦りすぎ」
のように批判として使われることもある。
オタク語りとしてはプラスの用法が多いように思うが、観測範囲によっては否定の用法が多いと感じる人もいるかもしれない。
由来
お笑い用語として
由来はおそらく芸人の業界用語?としての「擦る」らしい。
ネタを本番で使う前にあらかじめ楽屋等で披露して調整することを「擦る」と呼び、転じて「同じネタや話を何度も使う」というような意味になったそうな。
ちなみにお笑い番組では認知済みの言葉として認識されているらしく、2020/7/11の『芸人プリズン』で「同じギャグ擦りすぎ罪」というネタがあったことが確認できる。