スレタイに興味を惹かれて開いたスレッドだが、まあ、妥当というか、漠然と予想していた答えだった。勉強ができるかどうかのスタートラインは文章を読む能力があるかどうかだし、それが苦にならないならさらにいいわけだ。そしてそれは楽しく読書をしてきたから得られる能力だろう。
ただし、注意しておきたいことがある。
子供のころから読書体験が豊富だと、読書を通じて世界の多くの事柄に興味を持ち、他人の心理を理解でき、自分の知識が増えることを喜べるという好循環が生まれる可能性が読書にはあるということで、読書体験がすべてそうなるわけではない。つまり、「本に読まれて性格がゆがみ、対人的能力の無い人間(私がそうであるww)になる」可能性もあるわけだ。
もうひとつ注意したいのは、読書が好きな人間であっても、必ずしも「自分の頭で物事を考える能力」が身に付くとは限らないということだ。これは、ショーペンハウエルが「読書について」という本の中で言っている言葉だが、「読書(ここでは主に哲学書を指しているようだ。)とは、自分の頭を他人の思想の運動場にすることだ」ということを自分に戒めておくのがいい。
まあ、東大に行くか灯台守になるかは別として、読書はそれ自体が喜びを与え、安価なわりには大きな利益をしばしば与える、最良の趣味ではあるだろう。東大に行かず、灯台守になっても本さえあれば自分の頭の中に広大で深遠な世界が広がるのである。
(以下引用)
林修「東大に行く人に多い趣味は読書」
1 2020/08/13(木) 03:23:29.56 ID:skSD+batM
林修「東大に行きたかったらたくさん本を読め」