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独楽帳

青天を行く白雲のごとき浮遊思考の落書き帳

料理における値段と質の不整合

おそらく、値段から想像される期待値より出される料理の味や質がはるかに低いという、単純な話だろう。料理の値段というのは、普通の料理屋なら材料原価と妥当な粗利でだいたい決まるはずだが、高級料理店だと戦略的に、わざと異常に高い値段をつけるわけだ。もちろん、そこには料理人や店のプライドが加算されているが、そんなのは当人たちの主観にすぎない。
料理というのは、素材さえ良ければ、下手に料理法で誤魔化すより、素材の味をそのまま出したほうが美味いのが普通であるはずだ。つまり和食の行き方である。
私は、「ソース命」の西洋料理店のビーフステーキより、塩コショウだけで自分で焼いたステーキのほうがはるかに美味いと思っている。西洋料理のソースなど、素材の味を誤魔化すだけの糞料理法だとすら思う。いや、複雑な料理法で美味いのもたくさんあるだろうが、単なる「素材いじめ」を料理と思っている料理人が多いのではないか。





自分にとって、ご馳走と呼べるものが「納豆・卵かけごはん」だったり「王将の餃子」だったり「サバ缶」だったりするのはどういうことなんだ?中華料理にしても、高級店よりもバーミアンの方が美味しく感じるし。高い食材や高級料理は値段のわりに美味しいとは感じない。なぜなんだ?






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