「自己評価の高さがしばしば精神崩壊を産む」という説
「はてな匿名ダイアリー」の記事で、創作か実話か知らないが、人間の精神が壊れるメカニズムとしては的を射ているような気がする。
「尊大」とは、「自分を尊く大なるものと思い、そのように振る舞うこと」であり、他人から尊大だと思われるというのは、だいたいにおいてその自己評価が当人の実力以上に高いということである。
その尊大さが家柄や金力などで保障されている間はいいが、実力だけで評価されて、自己の価値下落が起こると、その惨めさに耐えられなくて精神が崩壊するのではないか。
もともと自己評価の低い人間だと、他人から低く評価されても当たり前だと思うからショックは少ないわけである。だから精神崩壊は起こらない。
よく、真面目な人ほど鬱病になりやすいと言われるが、そうした人たちも、その真面目さへの自負心が精神を支えていたのだろう。ところが、真面目さだけでは対処できない状況に追い込まれると、精神の基盤が崩れ、自信喪失から鬱病になるのではないか。これも、もともといい加減な人間だと、失敗や窮地にも慣れているからさほどショックは無い。いい加減な人間なのだからもともと悩むという習慣が無い、と言ってもいい。
なお、下の文章の中で、精神崩壊した尊大な4人が、「リーダー」や「偉い人」に命令できた、というのが理解しにくいが、これも金力や家柄などによってそういう異常な行為も可能だったということなのだとでも解釈しないと、有り得ないことのように思われる。普通の人間が、「リーダー」や「偉い人」に命令できるだろうか。
(以下引用)
4人とも精神崩壊する以前は普通にコミュニケーションがとれていた。しかしある日を境にぶっこわれていく。
以前とはすっかり人が変わってしまったほど別人になる。その人が大人になってからの付き合いなので、幼少気からそういう傾向はあったのかもしれないが、私にはわからない。世話する人は大変だとおもう。
似たようなケースが何度も起きると、共通パターンを分析したくなるものなんだな。
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