スマホの過充電のデメリット
明日のため寝る前にスマホを充電する人は多い
1日使ったスマホは、夜になるとバッテリーが大きく消耗し、残量が減っています。特に使用が多かった日は、寝る時にベッドサイドでスマホを充電する人が多いですが、この充電しっぱなしの状態がバッテリーに負担をかけ、劣化を加速させます。
一般的にスマホのバッテリーは使用開始から1年程度で劣化が始まり、2年を超えると1日持たないことが多いですが、過充電によってその劣化がさらに早まることがあります。
劣化が進むと、バッテリーの交換やスマホの買い替えが必要になり、どちらもコストがかかるため、バッテリーをできるだけ長持ちさせたいと考える人は多いでしょう。
寝る前にスマホを充電器に接続してはいけない理由
さまざまなメディアが、寝る前に携帯電話を充電器に接続すべきではないと警告しています。この行為がなぜ避けるべきか、その理由を見ていきましょう。
充電完了後に『過充電状態』になるリスク
スマホのバッテリーが減少し、再充電が必要になるのは普通のことですが、100%充電された後も充電器に接続され続けると過充電の状態になりえます。
多くのスマホには過充電防止機能が備わっていますが、長時間の充電は避けた方が良いでしょう。この機能は限られた条件下でのみ効果があり、熱によるバッテリーの劣化を完全に防ぐことはできません。
バッテリーを完全に使い切ってからの充電もNG
過充電だけでなく、バッテリーを過度に使い切ってから、100%まで急速充電する行為も、バッテリーには大きな負荷を与えます。
0~10%まで使い切ったバッテリーを80%以上に回復させるためには、多くの電力をバッテリーに供給しなければいけません。すると、バッテリーは過剰に稼働することになり、発熱してバッテリーの劣化を早めてしまいます。
寝る前の1時間充電、または起床後の充電がベスト
不必要に長時間スマホを充電してしまうと、過充電になりバッテリーへの負荷が増加します。そのため、80%程度まで充電することを目安にし、過充電を防ぐことが重要です。
多くの現代のスマホには過充電を防止する機能が搭載されていますが、それに依存せず、過度な長時間充電は避けるべきです。具体的には、寝る前に1時間程度充電したり、起床後に充電を完了させることをお勧めします。
スマホのバッテリーを長持ちさせるための重要なポイント
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、負荷を最小限に抑えることが不可欠です。以下の3つのポイントを意識して充電を行うことで、バッテリーへの負荷を軽減し、寿命を延ばすことができます。
・バッテリー残量を60〜75%の範囲に保つ
・スマホのバッテリーが0%にならないように注意する
・バッテリーが完全に充電されたら直ちに充電を停止する
特に、寝る1時間前に充電を始め、充電が完了する前に停止する、または必要な分だけ翌朝充電する方法が効果的です。また、バッテリーを完全に使い切るのではなく、一定の残量を保ちながら充電することが望ましいです。
スマホのバッテリーは充電しすぎず、適度な残量を保ちましょう
いかがでしたでしょうか。スマホのバッテリーは、過度の負荷がかかるとその寿命を短くしてしまいます。そのため、スマホを過充電にしないためにも、寝る1時間前のや起床時に充電することをお勧めします。適切なバッテリー残量を意識して充電を行いましょう。また、過充電防止機能が搭載されているスマホでも、長時間の充電は避けることが肝心です。